2017年12月
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著者名索引

香桑の近況

  • 2017.1.4
    2016年 合計50冊
    2015年 合計32冊
    2014年 合計26冊
    2013年 合計32冊
    2012年 合計54冊
    2011年 合計63冊
    2010年 合計59冊
    2009年 合計71冊

    合計323冊
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まとめ

2017.07.10

2017年6月の読書

三木 卓 2014 私の方丈記 河出書房新社新書

田中圭一 2017 うつヌケ:うつトンネルを抜けた人たち 角川書店

八巻 秀(監修) 2015 アドラー心理学:人生を変える思考スイッチの切り替え方 ナツメ社

乾 吉佑(編) 2013 心理療法の見立てと介入をつなぐ工夫 金剛出版

塩田武士 2016 罪の声 講談社

雪村花菜 2017 紅霞後宮物語 第六幕 富士見L文庫

瀬川貴次 2017 ばけもの好む中将6:美しき獣たち

6月の読書は以上。
加えて、仕事関係の書籍を数冊。
しばらく忙しいので、なかなか記事を書くまで至りそうにないです。

2017.01.04

2016年の読書

<1月>
豊島ミホ 2007 神田川デイズ 角川書店

<2月>
村田喜代子 2016 ゆうじょこう 新潮文庫
雪村花菜 2016 紅霞後宮物語 第三幕 富士見L文庫

<3月>
阿部智里 2015 烏に単は似合わない 文春文庫
阿部智里 2015 烏は主を選ばない 文春文庫
一石月下 2015 貸出禁止のたまゆら図書館 富士見L文庫

<4月>
小野不由美 2015 鬼談百景 角川文庫
雪乃紗衣 2016 彩雲国秘抄(上・下) 角川文庫
乾石智子 2014 夜の写本師 創元推理文庫
乾石智子 2014 魔道師の月 創元推理文庫
乾石智子 2014 太陽の石 創元推理文庫
村山早紀 2015 コンビニたそがれ堂:神無月のころ ポプラ文庫ピュアフル

<5月>

<6月>
山口 晃 2012 ヘンな日本美術史 祥伝社

<7月>
ピエール・ルメートル 2015 悲しみのイレーヌ 文春文庫
乾石智子 2016 オーリエラントの魔術師たち 創元推理文庫
髙田 郁 2016 あきない世傳 金と銀 源流篇 時代小説文庫
津守時生 2009 やさしい竜の殺し方 memorial 角川ビーンズ文庫

<8月>
佐藤さくら 2016 魔導の系譜 創元推理文庫
雪村花菜 2016 紅霞後宮物語 第四幕 富士見L文庫
坂井希久子 2016 ほかほか蕗ご飯:居酒屋ぜんや 時代小説文庫
有川 浩 2016 アンマーとぼくら 講談社

<9月>
堀川アサコ 2015 ゆかし妖し 新潮文庫
蝉川夏哉 2016 異世界居酒屋「のぶ」 宝島社文庫
髙田 郁 2016 あきない世傳 金と銀2 早瀬篇 時代小説文庫
堀井雄二 2016 30thアニバーサリードラゴンクエスト名言集 死んでしまうとはなにごとだ! SE-MOOK
土橋章宏 2015 超高速!参勤交代 講談社文庫
雪村花菜 2016 紅霞後宮物語 第零幕 1.伝説のはじまり 富士見L文庫
土橋章宏 2016 超高速!参勤交代リターンズ 講談社文庫

<10月>
C.S.ルイス 2016 魔術師のおい ナルニア国物語1 光文社古典新訳文庫
M.ラッキー 2016 魔法使いの塔(上・下) ヴァルデマールの嵐3 創元推理文庫
白川美也子 2016 赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア:自分を愛する力を取り戻す「心理教育」の本 アスク・ヒューマン・ケア
難波寿和 2016 発達障害サバイバルブック:発達障害者&支援者として伝えたいこと 学苑社
日本アンガーマネジメント協会(監修) 2016 子どもと関わる人のためのアンガーマネジメント 合同出版

<11月>
梨木香歩 2012 f植物園の巣穴 朝日文庫
村山早紀 2016 桜風堂ものがたり PHP
清水 潔 2016 殺人犯はそこにいる 新潮文庫
清水 潔 2004 桶川ストーカー殺人事件:遺言 新潮文庫

<12月>
村山早紀 2016 コンビニたそがれ堂:祝福の庭 ポプラ文庫ピュアフル
津守時生 2013 三千世界の烏を殺し(17) ウィングス文庫
津守時生 2014 三千世界の烏を殺し(18) ウィングス文庫
津守時生 2015 三千世界の烏を殺し(19) ウィングス文庫
津守時生 2016 三千世界の烏を殺し(20) ウィングス文庫
中山可穂 2015 男役 角川書店
近藤文恵 2010 サクリファイス 新潮文庫
村山早紀 2012 花咲家の人々 徳間文庫
中山可穂 2016 娘役 角川書店
町田 康 2016 ギケイキ:千年の流転 河出書房新社
清水 潔 2016 「南京事件」を調査せよ 文藝春秋
乾石智子 2016 紐結びの魔道師 創元推理文庫
蝉川夏哉 2016 異世界居酒屋「のぶ」二杯目 宝島社文庫

2016年の読書は合計50冊。
佐藤さくらさんの『魔導の系譜』を紹介したくて、ブログを再開できたようなもんです。
村山早紀さんの『桜風堂ものがたり』や文庫Xなど、収穫の多い後半でした。
読みたい気持ちが先行しすぎてレビューが間に合いませんが、すべてを文章にしようとせずに、読みたいだけ読んで、書きたいだけ書きながら、細々と続けていけたらいいな。

本を好きな人が、好きな本を、好きなだけ、読んでいける平和を祈りながら。
書く人もまた、書きたいことを、書きたいだけ、言葉につづる自由を祈りながら。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2015.12.31

2015年読了

<6月>
おかんメール(1-3)
マーセデス・ラッキー 白い鷲獅子(上・下) 

<7月>
仁木英之 1994 黄泉坂案内人 角川文庫
元少年A 2015 絶歌 太田出版
鈴木 拓 2015 クズころがし 主婦と生活社
髙田 郁 2013 ふるさと銀河線:軌道春秋 双葉文庫

<8月>
雪村花菜 2015 紅霞後宮物語 富士見L文庫
髙田 郁 2015 あい:永遠に在り 時代小説文庫
豊田正義 2009 消された一家:北九州・連続監禁殺人事件 新潮文庫
押川 壕 2015 「子供を殺してください」という親たち 新潮文庫
長谷川博一 2015 殺人者はいかに誕生したか:「十大凶悪事件」を獄中対話で読み解く 新潮文庫
村山早紀 2013 コンビニたそがれ堂:空の童話 ポプラ文庫ピュアフル
絲山秋子 2015 不愉快な本の続編 新潮文庫

<9月>
「新潮45」編集部編 2009 凶悪:ある死刑囚の告発 新潮文庫
瀬川貴次 2013 ばけもの好む中将:平安不思議めぐり 集英社文庫
瀬川貴次 2014 ばけもの好む中将 弐 姑獲鳥と牛鬼 集英社文庫
瀬川貴次 2013 ばけもの好む中将 参 天狗の神隠し 集英社文庫
瀬川貴次 2013 ばけもの好む中将 四 踊る大菩薩寺院 集英社文庫

<10月>
明智憲三郎 2015 本能寺の変:431年目の真実 文芸社文庫
雪村花菜 2015 紅霞後宮物語 第2幕 富士見L文庫
奥野修司 2009 心にナイフをしのばせて 文春文庫

10月の読書は3冊。
7月4冊、8月7冊、9月5冊なので、2015年10月までの読書31冊。
意外と読んでいる。

<11・12月>
……あれ?
読書した記憶がないぞ。
読んでいたような気はするけれども、マンガばかりだったかしら。
読みかけの本は色々あるんですけどねぇ。
あ、これは読んだ。

北野 武 2015 新しい道徳:「いいことをすると気持ちがいい」のはなぜか 幻冬舎

2016年もぼちぼち読書していこうと思います。
2015年の読書は合計32冊。

2015.11.16

10月の読書

明智憲三郎 2015 本能寺の変:431年目の真実 文芸社文庫
雪村花菜 2015 紅霞後宮物語 第2幕 富士見L文庫
奥野修司 2009 心にナイフをしのばせて 文春文庫

10月の読書は3冊。
7月4冊、8月7冊、9月5冊なので、2015年10月までの読書31冊。
意外と読んでいる。

2015.10.06

9月の読書

「新潮45」編集部編 2009 凶悪:ある死刑囚の告発 新潮文庫
瀬川貴次 2013 ばけもの好む中将:平安不思議めぐり 集英社文庫
瀬川貴次 2014 ばけもの好む中将 弐 姑獲鳥と牛鬼 集英社文庫
瀬川貴次 2013 ばけもの好む中将 参 天狗の神隠し 集英社文庫
瀬川貴次 2013 ばけもの好む中将 四 踊る大菩薩寺院 集英社文庫

7月に読んだ元少年A『絶歌』から続いた一連の犯罪関係の読書がここで一区切り。
シリアルキラーなど、凶悪犯罪をセレクトして読んできたが、先に読んだものが読んだものだったので、『凶悪』の凶悪さを感じないほど、自分の感覚がおかしなものになっていた。

通して読んでみて、自分の中に残ったのは了解可能性という概念である。
私の中に気の毒に思う感じがあるか、気の毒に思えないか、人それぞれによって湧く気持ちが異なった。
長谷川博一『殺人者はいかに誕生したか:「十大凶悪事件」を獄中対話で読み解く』の一冊は非常にインパクトが強く、余韻が残る。教えられることが多かった。
それも、『凶悪』を読み終えて、読書熱も一段落ついた。

心機一転。

『ばけもの好む中将』は平安時代を舞台にしたファンタジー……ではない。
オカルトのように見せかけて、不思議なものは出てこないドラマとでも言おうか。
これが滅法、面白い。
安部清明と源博雅のノリにも似ているし、時には古文のかみくだし文のように、時にはライトノベルのように、平安時代で遊ぶことができた。

2015.08.31

8月の読書

雪村花菜 2015 紅霞後宮物語 富士見L文庫
髙田 郁 2015 あい:永遠に在り 時代小説文庫
豊田正義 2009 消された一家:北九州・連続監禁殺人事件 新潮文庫
押川 壕 2015 「子供を殺してください」という親たち 新潮文庫
長谷川博一 2015 殺人者はいかに誕生したか:「十大凶悪事件」を獄中対話で読み解く 新潮文庫
村山早紀 2013 コンビニたそがれ堂:空の童話 ポプラ文庫ピュアフル
絲山秋子 2015 不愉快な本の続編 新潮文庫

珍しく読書が進んだ8月。
一つのテーマが気になると、まとめ読みがはかどる。
一冊ずつの感想をまとめようにも、今度はそちらがはかどらない。

殺人に関わる本を立て続けに読んでみて、もやもやとしていることがある。
発達障害とサイコパスの概念はどう線引きするのだろうか。

少なくとも、元少年Aはつたないなりに、自分自身の行動を振り返り、してはならなかったことだったと後悔を示しているように見受けた。
その元少年Aと北九州連続監禁殺人事件の主犯男性は、かなりタイプが違うと思う。
敢えて言えば、気の毒になる感じと、どうにも気の毒に思えない感じ。
逆に言えば、この気の毒に思ってしまった感じを頼りに、自分自身の気持ちをより自覚し、理解するために、読み進めてきた気がする。
同時に、書籍にならない情報もネットであさってみたが、なにがどう起きたかの情報を知ることはある程度可能であるが、その人がどういう人であったのかを知ることはかなり難しい。
書き手の解釈や価値観が反映される上に、本人と会ったこともないのに決め付けることは大外れする危険性をはらむ。

その点、長谷川博一「殺人者はいかに誕生したか」は良い本だった。
心理士の目線から、どうしてそうせざるをえなかったのか、どのような人であるのかを、描き出している。
本人とかわした手紙や、実際に対面した情報を元に、かなりフラットな目線で書いてあることから、一部の潔癖な人たちは筆者を非難するのだろう。
正直なところ、とても胸が痛くなった。どうしてこう、暴力の中に育った人が多いのだろう。気の毒に感じるたびに、メディアの情報だけで死刑もやむなしと安易に思考停止をした自分を恥ずかしくなった。
量刑はともかくとしても、殺人者にならざるをえなかったことに胸が痛み、その真実が語られないままに口を封じられたことに胸が痛み、捻じ曲げられていくことに胸が痛むと同時に、筆者の寄り添い方に頭が下がった。
また、親子の関係の問題として眺めていこうとすると、押川正義「『子供を殺してください』という親たち」の、子どもの問題として表出している親たちの問題が繋がってくる。

どちらを通じても、これは特別な問題ではない、きわめて身近なところに問題意識を置くほうがよいことがわかる。
大事なことは、次にどう活かすか、だ。
活かされもせずに、なかったことばかりにしていては、同じことが繰り返されるだけだ。
人がどれほど残酷になりうるのか、いつも視界の端っこに気に留めつつ、声なき声に耳を澄ませ続けていたい。

絲山秋子「不愉快な本の続編」は、これは小説であるけれども、同じようなにおいが漂う主人公にどきりとした。
現実に埋もれそうなカケラを洗い出して目の前に突き出すような、ざくりと痛いところを狙って無造作に突き刺すような文章のかっこよさは、相変わらず。
髙田郁「あい:永遠に在り」や村山早紀「コンビニたそがれ堂」は、人の心の美しいところを掬い取るような上品な小説でどちらも気持ちよく泣いた。

2015.01.09

2014年読了

ハウス加賀谷・松本キック 2013 統合失調症がやってきた イースト・プレス
高田 郁 2014 美雪晴れ:みをつくし料理帖9 時代小説文庫(ハルキ文庫)
新野博子 2013 更年期以降を元気に生きる女性ホルモン補充療法 海竜社
有川 浩 2012 旅猫リポート 文藝春秋
岳 宏一郎 1997 群雲、関ヶ原へ(下) 新潮文庫
小早川明子 2014 「ストーカー」は何を考えているか 新潮文庫
牧村朝子 2013 百合のリアル 星海社新書
シンシアリー 2014 韓国人による恥韓論 扶桑社新書
井上和彦 2013 日本が戦ってくれて感謝しています:アジアが賞賛する日本とあの戦争 産経新聞出版
中野京子 2007 怖い絵 朝日出版社
和田竜 2013 村上海賊の娘(上・下) 新潮社
マイケル・ブース 寺西のぶ子(訳) 2013 英国一家、日本を食べる 亜紀書房
最相葉月 2014 セラピスト 新潮社
有川 浩 2014 明日の子供たち 幻冬舎
高田 郁 2014 天の梯:みをつくし料理帖10 時代小説文庫(ハルキ文庫)
鶴岡真弓 2011 阿修羅のジュエリー イースト・プレス
穂村 弘 2013 絶叫委員会 ちくま文庫
冲方 丁 2013 はなとゆめ 角川書店
有川 浩 2014 コロボックル絵物語 講談社
有川 浩 2014 キャロリング 幻冬社
上橋菜穂子 2000 月の森に、カミよ眠れ 偕成社文庫
高山トモヒロ 2009 ベイブルース:25日と364日 ヨシモトブックス
安澄加奈 2013 いまはむかし:竹取異聞 ポプラ文庫ピュアフル
マイケル・ブース 寺西のぶ子(訳) 2014 英国一家、ますます日本を食べる 亜紀書房
万城目 学 2014 悟浄出立 新潮社

計26冊。
みをつくし料理帖を最後まで読み終えることができたこと。
有川浩さんの旅猫レポートのあたりが記憶に残っている。
意外と、新書も読んだなぁ。

2013.09.03

8月の読書

月5冊が目標。5タイトルとは言わない。
なかなか読みおおせないなぁ。

黒き鷲獅子:魔法戦争Ⅰ(上・下)

マーセデス・ラッキー&ラリー・ディクスン 細美遙子・佐藤美穂子(訳) 2013 創元推理文庫

私の愛するヴァルデマール年代記。
これまで読んできたシリーズから遥かに時代がさかのぼり、伝説として語られていた時代が舞台となる。
正直、こういう舞台背景の前史を扱った作品って外れになりそうな予感がいっぱいになるのだけれども、これはこれで面白かったかなぁ。
グリフォンが主役ということも、これまでのシリーズと少し毛色を変えているところ。
主役の毛色を変えることで違和感を作り、違和感があることで、前史を扱う違和感を相殺しているような印象。つまり、別作品として立地する余地を作ったように思われる。
読み始めは馴染むのにちょっと戸惑ったが、相変わらず、ラッキーの筆致は緻密で、人物たちの躍動感や戦場の臨場感がたまらなく魅力的だった。続きも読むことになるだろう。
しかし、三部作予定の1作目で、伝説の魔法使いアーゾウが死んじゃったよ……。いいのか?

三千世界の烏を殺し(16)

津守時生 2012 新書館ウィングス文庫

とっくに出ていたことに気づいてなかったシリーズ最新作。
追いかけるのはやめようかと思っていたけれど、読んだらやっぱり楽しんだよなぁ。
話がなかなか進まないのがもどかしいけれど、いい男がいっぱいです。ほくほくです。
ルシファみたいな人を知っていたし、大好きだったなぁ、と、懐かしくなりつつ、笑えたからよかったよかった。
作者の人、最後までがんばって。

竜宮ホテル

村山早紀 2013 徳間文庫

この人の本は、泣く。
子どものように泣きたくなる。
そんな琴線に触れる魔法を使う人の本だ。
特に、猫が出てきたらやばい。
わかっていても読んじゃうんだよ。
きっと優しい涙だから。
そんなわけで、しんみりと泣きたくなった人におすすめ。
いろいろと疲れている時にどうぞ。

遠野物語 remix

京極夏彦・柳田國男 2013 角川学芸出版

序文からかっこいい。
雑誌で知って、京極夏彦のインタビューを読み、興味を持って購入。
柳田國男の遠野物語といえば、書名こそはよく見るものの、自分にはあまり縁のない土地のこととして、手にとることなく今まで来た。
その有名な本を、京極夏彦がリライトしたという。それも現代語にリライトしたのであり、現代風にリライトしたわけではない。あくまでも、原典に忠実なリミックス。
とくれば、柳田國男に直接あたるよりかは読みやすかろう。
その予想はあたり、遠野と呼ばれる一帯に伝わる土地の物語が、とても読みやすく淡々として平易な言葉で、読むことができた。
見開きに地図があり、2年前に地震と津波の被害を受けた場所だということがわかる。
そう思っていたら、津波に家族が飲まれた男の話もあった。ぞくっとした。

2013.07.27

7月の読書

読み直しが多いですね。今月は。
特に、図書館戦争のシリーズと、彩雲国物語や十二国記など。
同じのを何度も読み返しています。
新しい本を読む気力とか活力が、少し低迷中。

『浜村渚の計算ノート』
青柳碧人 2011 講談社文庫

借りた本。
意外と面白かった。うん。
設定も面白かった。こういうとっぴさ、図書館戦争にもちょっと通じる。
こういう謎解きって、解く人よりも、咄嗟に事件の被害に遭いながら謎をかけれる人のほうがすごいと思う。
数学は嫌いだけど、ね。

『丕緒の鳥 十二国記』
小野不由美 2013 新潮文庫

やっと読めた新作。
4つの短編中2つは既読であるが、改めて丁寧に読んだ。
重厚で真摯な問いかけをはらむ物語ばかりだ。
鬱屈とするような社会の空気が、現実に重なり合っていくような感覚を持つ。
その中で、ツバメのもたらす知らせに、胸がなごむ。
悲しくて悲しくて悲しくて仕方がない時、咲き誇る桜に、ツバメの訪れに、ふっとなごんだことを思い出した。
紀元杉のたたずまいに、ミソサザイのさえずりに、流れ落ちる滝のしぶきに。
まだ、私はここに在る、ということ。

『官能と少女』
宮木あや子 2012 早川書房

なかなかしっかりと官能小説。
官能に正直なようでいて、性に対してとても意地悪だ。
それは自分を傷つける行為にとても近い。
それは相手を傷つける行為にとても近い。
美しいセックスは、触れ合わずに行われる。
触れ合うセックスは、どこか死のにおいがする。
命に繋がらない関係ばかり。
私を誰も証明できないところに時々行きたくなるけどね。
繋がるのは好きだけど、縛られるのはやっぱり苦手なんだろう。

『空色勾玉』
萩原規子 2010 徳間文庫

子どものときに読んだ本。
改めて読んでみるとまったく憶えていなかった。
記紀神話をベースに組み立てられた美しいファンタジー。
象徴の組み立て方が心憎くて、にやにやした。
それにしても、イザナミの怒りはよくわかる。
その怒りを私も持っていたことがある。
あの悲恋を、女性なら、納得できるわけがないと思う。
この展開は、いいなぁ。
大好きだった人よ。でも、もう別れてしまったことなのだ。

6月の読書

ここを訪問してくださる方、TBやCMをくださる方、いつもありがとうございます。
春の有川祭りがひと段落つき、それでも、空広をリピったり、図書館のサントラを聞いたりする毎日です。
ですが、なかなかブログまで手が回らない。
長く続けてきましたので、放置するのも心残りです。
というわけで、しばらくは月ごとに読んだ書名だけは記録するような形で書いていこうと思います。
(溜め込みすぎて消化しきれなくなったとか、そんなことは……)

『社会人大学人見知り学部 卒業見込』
若林正恭 2013 ダ・ヴィンチブックス

借りた本。
著者に興味のない一人である私にとり、あるあるとうなずくことがいっぱいあるようなエッセイで予想以上に面白かった。
それぞれのエッセイの最後の一行が、すぱっと印象的に切り込まれる感じ。
そこが、さすが芸人さんって思ったりした。

『4Girls』
柴村 仁 2011 メディアワークス文庫

なかなか読み進まなくて、持ち歩くうちに失くして、悔しいから2冊目を買ったら、もとのが出てきた。
女の子よりも、男の子のトホホながんばりがほほえましい。
初々しい日々の雰囲気が懐かしくて、ちょっと寄り付きがたいぐらいに、自分の年齢を感じてみたりして。

『残月 みをつくし料理帖』
高田 郁 2013 ハルキ文庫

まさかここでこの人にこんなハッピーが!
物語にとっておきのハッピーエンドが準備してあるという作者のインタビューを読んでいても、先行き不安になるシリーズ。
ようやく、この巻で風向きが変わってきた気がした。
どっちの方向にどう転ぶのか楽しみだ。
楽しみだけど、又次さん……。

『ダークゾーン』
貴志祐介 2011 祥伝社

借りた本。
私の好みにぴったりというわけにはいかず、ちょいと斜め読みになっちゃった。
好きな人は好きだろうなぁ。はまるんだろうなぁ。
リアルとファンタジーと交錯する展開は面白かったし、ヴィジュアライズすると不気味だけどゲームっぽくて。
ただ、ラストが……。

Here is something you can do.

  • ボランティア・寄付ならプラン・ジャパン
    子どもとともに途上国の地域開発を進める国際NGO

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