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香桑の近況

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# 京都界隈

2019.06.12

蘇我の娘の古事記

周防 柳 2019 時代小説文庫

今からおよそ1400年前の物語。
緑豊かで穏やか、自然の美しい奈良を舞台に物語は紡がれる。
今も残る地名もあれば、時の流れのなかで形を変えた地名や、失われた地名もある。
でも、これは、この土地に刻まれた物語。こうであったかもしれない物語。
こんな人々が生きていたのだろうと、こんなことがあったのかもしれないと、思いを馳せる扉を開く物語。

日本書紀の成立以前に編まれた国記や天皇記に関わっていた、船恵尺という人物。その子どもたちが主人公となる。
彼らは百済から渡来人であり、史として、文字や歴史を大事にする、文化を大事にする人々として描かれる。
時流を見ながら流されながらも、大きな権力を持つよりも、平和に一族を存続させようとしている人々だった。

恵尺の娘コダマは目が見えぬ代わりに、抜群の記憶力を持って、物語を聞き憶えていく。
恵尺は恵尺で、娘を不憫に思い、出雲や日向といった辺境からも、物語を語る語り部を招き、一族と共に聞かせる。
テレビやネット、映画のない時代の、余興が物語だった。ニュースであり、教育であった。
権力に制圧された人々の歴史も物語に織り込まれ、彼らの恨みや悲しみ、矜持もひっそりと伝えられていく。
物語り変えられながらものがたられていく。

戦も多く、人の命がたやすく失われる時代だった。
コダマと、その兄ヤマドリの二人は、時代とは無縁に生きることは許されなかったが、彼らの美しい交流は時代を超えて、胸に迫る。
兄妹か、妹背か。彼らはイザナギとイザナミとなる。

この物語は、口伝の伝承を折り挟みながら進められることで、素晴らしい解説にある通り、「歴史と伝承が、現在と過去が、文字と語りが往還しながら一つの世界を創り上げているような感覚に誘い込まれる」。
重層に語られることで、ぼんやりとしてさらさらとしていた飛鳥時代のイメージの中がかき混ぜられ、だんだんと活き活きとした生活や生命の手ごたえのようなものが感じられ、心の中に、ホタリ、ホタリと、美しいものが雫を垂らすのだ。

物語を語ることは、ただ伝えるだけではない。
そこに物語を残すことで、かつてあった人々の魂を慰撫する。
その物語に我が身を重ねることで、今ある人々の魂も慰撫される。
そして、その物語を語ることで、人は自分の魂を慰撫することもできる。

ぶあつい一冊だが、本屋さんでぱらぱらと見て、これは読まねばと思った。
奈良からの帰り道に読み始め、読み始めてみると物語に引き込まれた。
物語を織りなす自分自身の仕事と重なり合うことが多く、魂を慰撫しながら、守秘義務のもとに伝えられずに消えていく物語の多くを思った。
その人と私の間でのみ共有される、数多くの物語のことを思った。
彼らの魂が慰撫されるような、そんな物語を紡ぐ作業を共有していきたいと、思った。

2019.02.20

黒猫の夜におやすみ:神戸元町レンタルキャット事件帖

三國青葉 2019 双葉文庫

神戸元町でレンタルキャット屋を営む主人公が拾った黒猫は、ちょっと普通じゃない猫だった。
ベーカリーや焼き菓子の名店が多い神戸を舞台にしているだけにあり、美味しいものがあれこれ出てくるところが、目の毒だったりする。
つい、あれも食べたい、これも食べてみたいと思ってしまうのは人情だ。

外からお迎えした猫が、こんな秘密を抱えていたら。
猫好きの女性にとって、こんな猫なら大歓迎だろう。
そういうロマンがたっぷりの小説だ。

猫と長く生活していると、彼らは人間の言葉がわかっているに違いないと思うことがある。
飼い主が落ち込んだり、傷ついている時に、彼らは見守るように寄り添い、傍らを温めることで慰めをくれる。
逆に、私が怒り猛っていた時には、走って逃げて近寄らなかったこともあったけど。
それが10歳を越え、20歳を越えると、いつの間にか飼い主よりもはるかに年上で、むしろ保護者のように、見守ってくれるようになっていた。
特別な猫だった。

20日間ほど、行方不明になって、痩せ細って帰ってきたことがあったけど、その時に初めて気づいた。
無事は嬉しいが、無事だからと言って、何があり、どこにいたかは、知ることができない。
なぜなら、私が彼らの言葉を理解できないからだ。
猫とおしゃべりできたら、どれだけにぎやかで、楽しいだろう。
彼らの気持ちももっとわかってあげられるかもしれないのに。

そんなことを、猫と生活してきた人なら考えてもおかしくないと思うし、そういう夢をある意味でかなえてくれる物語だ。
私の大事な特別な猫も、あの時、人助けの冒険をしていたのかもしれないなぁ。

保護猫活動をしている人のTwitterなどを思い出して、特にクレオの話に心が動かされた。
優しくて細やかでひたむきに人を愛してくれる存在なのだ。
どうか、彼らに選ばれた人もまた、精一杯、最後まで、彼らを慈しみ育てることができますように。

2018.05.30

ばけもの好む中将7:花鎮めの舞

瀬川貴次 2018 集英社文庫

頃は、桜の咲き乱れる春。
いつものように宣能に振り回される宗孝。
表紙の二人がとても可愛い。
当地では桜の季節はとっくに終わってしまったが、この表紙の桜模様がかわいくて、春の気分を思い出しながら読むことができた。

もともと、軽妙な会話や元気のいい登場人物たちに、何度も笑わせられる楽しいシリーズだ。
今回も意表をつかれたは、ぷぷぷwとなることもしばしばだった。
花鎮めの舞は、AKBなのかなぁ?
副題はなにかしらをもじってあることが多いけど、今回はぱっと思いつかなくてもやもや。

宣能と宗孝の二人が怪異を求めて夜の都を右往左往する物語が、ずっと続くのかとも思っていた。
ところが、少しずつ、これまで通りにはいかない気配を持ち始めた。
それは二人それぞれの成長であり、環境の変化であるが、7冊目は、今後はその変化が更に大きくなっていくことを予想させる。
果たして、大団円は来るのだろうか。これはますますシリーズの続きが気になる。

2018.02.20

あきない世傳 金と銀5 転流篇

髙田 郁 2018 時代小説文庫

ページをめくることが怖くなった。
続きは読みたい。しかし、読むのが怖い。
ホラーを読むにも似た、この恐怖。
中身はホラーとはまったく違うのに。

季節はうつり、主人公幸と智蔵のむつまじい様子に、読み手の頬もゆるむ。
ようやく幸が幸せになろうとしている。
商売も、波乱が起きそうで、それをやすやすと乗り越えていく。
やっと、いろんなことが軌道に乗っていくわくわくする巻だ。

呉服商を舞台とする物語だけに、このシリーズはひときわ、色彩が美しい。
着物の色合いのみならず、五鈴屋の風呂敷ひとつをとっても、目に浮かぶように描かれる。
浄瑠璃の衣装や商家の店先を飾る布、娘たちの結ぶ帯、見上げる空まで美しい。
丁寧な描写と過不足のない説明が、読み手を物語に引き込む。

しかし、そこかしこに不穏を感じてしまった。
だって、フラグが!フラグが…!!
どうぞ、大事がないように、と祈りたい。

最後の巻まで、安心しては読めないんだろうなぁ…。
この流れはこの先どう転じていくのかわからないが、幸が幸せになりますように。

2017.06.21

罪の声

塩田武士 2016 講談社

ぶあつい。このずっしりとした重みが、読み終えた時に、違う重みになる。
なんという物語なのか。

グリコ・森永事件に題材を取った小説である。
私にとっては名前とキツネ目の男のイラストの印象のほか、概要については記憶もおぼろだ。
そんな事件だったのかと初めて知ることもあり、どこからどこまでがフィクションになるのか、私には境目が朧だった。
事件の真相を追ううちに、その先にあるものを考えずにいられなくなる。
何があったのか。誰が起こしたのか。それだけではない。
その後、彼らの家族はどうなったのか。彼らにも家族がいたのではないか。

実際のルポルタージュを読んでいる感覚になり、既視感を覚えた。
そうだ。清水潔さんの著作を読んでいるときの気分に似ている。
物語の語りの中心にいるのは二人。そのうちの一人が、未解決の昭和の事件であるギンガ・萬堂事件を取材するように言いつけられた新聞記者だからだろう。
もう一人の主人公は、京都でテーラーを営む青年。この青年が実家から一本のテープを発見するところから過去への旅路が始まる。
そのテープは事件に使われたものであり、そのテープの声は子どものころの自分だったから、だ。

取材する者と、犯罪加害者の家族かもしれない者。
二人の視点から、別角度から照射するように、事件のあらましが少しずつ見えてくる。
取材する者と想起する者それぞれの視界が重なり、やがて二人がそろって事件を見た時、過去の事件を見直す意味も立ち現れる。
大きな事件のその後。そこに残された人々の傷の一つ一つを取り上げていく筆致は具体的かつ現実的で、的確だ。
被害者でもない、加害者でもない。でも、被害者の家族の会はあっても、加害者の家族の会はないのだ。

誰かを断罪するためではなく、誰かを救済するための情報発信。
なんのためのジャーナリズムなのか。これはリアルに反映されてほしい問いかけだ。
興味本位の、偏見に満ちた、印象操作による、集団による私刑になってはならない。
誰にどのような利益をもたらすための報道なのか、報道する側にはどこかで意識してもらいたい。
大本営発表になってはおらぬかと、リアルでメディアを批判的に見ることが多いため、しみじみと噛み締めたい物語だった。

そして、閉じてしばらくしてから思う。
この物語の中でも、キツネ目の男は最後まで謎のままに消えていることに。

2017.06.05

私の方丈記

三木 卓 2014 河出書房新社新書

国語の教科書で触れた時から、方丈記は私にとって特別なものである。
ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
この世界観は私に馴染み、今も私の根底の一角を成している。

だからと言って、全文を読んだ記憶が希薄で、本屋さんでこの本を見かけた時には自然に手が伸びた。
三木さんの現代語訳は、あとがきで著者が企図したと書いてある通りに、読みやすい。
ただただ内容を味わいたい身としては、対訳で表記されているよりも、現代語訳は現代語訳だけで表記されていることも読みやすかった。

鴨長明は、人生でうまくいかないことが続き、50歳を過ぎて僧になった。
60歳を過ぎて、京の街中から外れたところに庵を結び、静かでのんびりとした生活を過ごす。
独居老人生活の見本というか、手本のような人であるが、言うほど楽ではないんだろうなぁと思ったりする。
彼が書き付けたつむじ風や遷都、飢饉、地震といった世の中の恐ろしいことは、当たり前であるが現在とまったく違いはない。
仏僧の生活を送っているはずが、世俗の苦しみと山暮らしの楽しみに心が囚われていることに囚われているのではないか。
そういう極めて個人的な文章だった。

分量として意外に短い。

その方丈記の現代語訳の後に、それぞれの段にインスパイアされた三木さんの「私の方丈記」が収められている。
大陸で過ごした戦前から戦直後に引き揚げてきてからの生活がつづられており、今、この本にひきよせられた理由はここかと思った。
戦争の体験、戦争の記憶である。兵士ではない人が体験した、無政府状態の混乱や恐怖、その後の飢餓や喪失が、どこか軽妙で気負いのない口調で語られる。
この方は私の父よりも少し年上であるが、三木さんの描いた東京の景色に、父の子ども時代を透かし見ることができた。
きっと、たくさんの人がつらかったり、苦しんだ。そのことを、この国はもう忘れようとしている。
隔世の念があり、とても同じ場所で起きたことであるとは思えないような一瞬を、体験した本人だって感じているけども。
でも、繰り返しちゃいけないよね。

世の中には、集団をあつかうのがうまく、いつも状況の中でもっとも適切なことを全体にとって望ましい結果にむかって導いてくれる、すばらしい人物がいる。(中略)
でもぼくは、そういう人間が、密室の部屋にもどって一人になったとき、どういうことになっているのかが、少し気になる。(中略)
ぼくは、かれがふだん見るかれとは似ても似つかないものになっていることを願うし、また事実そうなっているだろう、と思う。自分一人の空間で自分勝手にふるまう、ということは、つまり自分を意識しない自分になっていること、である。そういう時間はだれにとってもなければならないものである。(pp.143-145)

この著者の言葉、人間観が素敵だなぁと思った。
現実的で良識的な感覚に裏打ちされた、あたたかなまなざしを感じる。
私自身がこれから年を重ねていくときに、こんな風なまなざしを持っていられますように。

巻末には方丈記の原文を収められている。

2017.02.21

あきない世傳 金と銀3:奔流篇

髙田 郁 2017 時代小説文庫

あほぼんな若だんさんが死んで、その弟である惣次から求婚された幸。
断れるような立場ではなし、かと言って、惣次は勘気なところが心配な人。

話の続きが気になっていただけに、一気に読んだ。
やっぱり……と残念な気持にもなるが、夫婦仲良くめでたしめでたしでは、話が続かなくなる。
幸には幸せになってもらいたいだけに、複雑な気分で読み終えた。
ネタばれにならないようには、これぐらいまでしか書けない。

物語は横に置き、今回、楽しんだのは江戸時代の大阪の情景と町衆達のつつましやかな生活ぶりである。
人と建物しか視界に入らない生活を送りがちになるが、目を向けていないだけでそこには花が咲き、耳を傾けていないだけでそこには鳥が鳴いている。
一筆啓上とさえずる頬白の声は初夏の響き。雁の初音は秋の訪れ。そこに引き売りの声が重なる。
月が満ち、また、月が欠け。着物に綿を入れたり、それを脱いだり。人は季節を感じ、愛でる。
季節が駆け足で流れ行く様子の情景描写が丁寧で、五感に訴えてくる。そこが美しくて、とても素敵だなぁと思った。

ここに描かれている身近な自然は、実は今も身近で感じられることが多い。
呉服の美しい色合いに慣れていくのも楽しいが、物語の景色が現実にある現在と繋がっていることを感じるのも一興だと思う。

ネタばれになるが、最後にやっぱり一言。
五鈴屋にはあほぼんしかおらんのかーっ。

2017.01.21

ギケイキ:千年の流転

町田 康 2016 河出書房新社

一行目。
きょとんとして、それから爆笑した。
ああそうか。ギケイキって義経記かと、これまた何テンポか遅れて、実感が沸いた。
もう一度、一行目を読み直して、やっぱり笑った。

義経をはじめ、どいつもこいつも、あかんやつや……と苦笑しながら読んだ。
方言に馴染めなかったり、むさくるしさにうんざりしたり。
なにかというと菊門の話になるし、ややこしくなるとすぐに殺しちゃうし。
義経は血筋がよく、顔かたちもよく、おしゃれで、すぐれた能力がある。
主人公の万能感や自己愛、独特の美学と暴力的な衝動は、パンクが似合う。
思春期で反抗期で、自分というものをこれぞとばかりに声高に叫びたいお年頃。
どうしようもなく自惚れて見える義経が、時折、兄頼朝に思いを馳せる。
それがたまらなく、せつないのだ。それが、この本の魅力だと思う。

義経の目線は、千年前の当時と、当時から千年経った現在を自在に流転する。
まるで当時の義経を再現するように語られていくかと思えば、「まあ、僕はもう死んでるんですけどね」という具合に、物語に寄り添おうとしていた読者を突き放し、現在に立ち戻させる。
この時間感覚と距離感は、今までなかなか味わったことがなかった。
個性的な語り口に、合う合わないはあると思うけど、いろんな意味で意表をつかれた。

一行目、忘れられんな……。

2016.09.13

ゆかし妖し

堀川アサコ 2015 新潮文庫

どう考えても、人数があわない。
なぜか、ひとり多い。
あれは一体、誰だったのか。

室町時代の京都。
従来の公家システムと、新興勢力の幕府システムが並存していた時期。
なかなか珍しい時代設定である。
戦国の世がちょっと一息ついた時代の猥雑な喧騒の中、夜は真っ暗になっていたに違いない京の都で、ひとりの女が死んだところから物語は始まる。
戦に出て帰らない夫を探して、京までたどりついた女だった。

まるで、雨月・春雨物語に出てきそうな筋である。
検非違使に白拍子、遊女に琵琶法師、勧進聖に漏刻博士。その時代ならではの職業が次々出てくる。
戦の残した心の傷がいくつも語られる。時代ならではの風俗はあまり語られないが、戦の爪あとに目配りが効いているところに好感を持った。
戦さえなければ。
誰しも、思ったに違いない。

この時代、怪異は今の時代よりも近しいものであったのかもしれない。
ホラーと思って手に取ったが、途中からこれはミステリだと思い改めて読み勧めた。
そこに、幽霊はいるようでいない。恐ろしいのは生きている人である。
これはきっとあの人で、これが多分この人で、と考えていたら、だが、いつも誰か多い。
どう考えても、人数があわなくなる。
いないようで、幽霊はいた。いたけども、やっぱり生きている人のほうが怖かった。

なかなか切ない物語だった。

2016.07.31

あきない世傳 金と銀 源流篇

髙田 郁 2016 時代小説文庫

時は享保、舞台は大阪天満。
新たなヒロインは幸という。

好奇心、向学心があり、読書や勉強に興味を持つ、当時としては風変わりな少女。
学者の家に生まれ、女子として振る舞うことをしつけられつつも、こっそりと書字に親しんできた。
手の綺麗なものは信用するな、商いは物を右から左に流しているだけだという、父親の偏った教育を受けてきた。
にも関わらず、幸は「一生、鍋の底を磨いて過ごす」女衆として、五鈴屋という呉服商で住み込み奉公することになる。

まだまだ物語の序盤というか、導入部。
最初は不幸続きでとっつきにくく感じがものの、読むほどにだんだんと引き込まれていった。
なにしろ幸という少女が、成長していく様子がまっすぐでほほえましい。
当時の女衆の中では、勉強好きという点が風変わりだけども、くるくるとよく働く。
どうやら、なかなかの器量よしなところもあるらしい。
彼女が、今後、どのように成長し、活躍していくのだろうか。

みをつくし料理帖とは、違ったタイプのヒロインが、違った時代、違った場所、違った世界で動き出した。
とはいえ、郁さんの描く物語だから、苦しいこともいっぱいあるんだろうなぁ……。

ここで終わるのか!?というところで、閉じた1巻。
次巻が待ち遠しい。

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