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2019.11.25

カフェかもめ亭:猫たちのいる時間

村山早紀 2014 ポプラ文庫ピュアフル

しばらく積んでおいた本だ。
だって、村山早紀さんと猫の組み合わせは泣く。絶対に泣く。自信をもって泣くはずだ。
そう思って、なかなか手を出せずにいた本だ。
手術後、思いのほか、精神的にもダメージがあり、優しい物語を読みたいと思って、手持ちの村山作品の中で未読だった本書を手に取った。

風早の街にあるカフェかもめ亭。
そこに訪れる不思議な雰囲気のお客さんが、猫にまつわるいろいろな物語を聞かせてくれるという形式の短編集だ。
7つの風合いの違う短編が収められているうえに、ひとつひとつにカフェメニューとBGMが添えられている。
おしゃれで欲張りな本だ。
おまけに、片山若子さんの挿絵や表紙も楽しくて、時々謎めいていて、とても素敵だ。

いつも通りに優しく柔らかな声で語りかけるように紡がれる物語は、私がしんどい時でも、そうっと心を撫でてくれるような安心感があった。
一気に読む気力も体力もなかったので、短編集はちょうどよかった。
慎重に休み休み、まだいける、これなら泣かない、いけると思って読んでいたが、『白猫白猫、空駆けておいで』でがつんとやられた。
これはもう、やられた。
長生きした猫が風になった後、飛行機に乗った時、あの雲の上で遊んでいるのだろうかと、窓の外を見たことを思い出した。
足の裏が濡れちゃうとか、これ冷たいのよ!とか、なめても美味しくないの…とか、彼女たちが戯れているような気がして、そっと目元を押さえたことがあったから。

猫は本当に優しい。律儀だ。
私のかわいい猫に会いたくて、早く退院したいと思った。もう退院しなければならないのか?という不安もあったけれど、早く退院して猫を撫でたいと、退院を後押ししてくれた。
早く飛行機に乗れるぐらいまで回復したいものだ。
その前に、このクリームチーズのサンドウィッチは試してみないと!

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