ばけもの好む中将7:花鎮めの舞
瀬川貴次 2018 集英社文庫
頃は、桜の咲き乱れる春。
いつものように宣能に振り回される宗孝。
表紙の二人がとても可愛い。
当地では桜の季節はとっくに終わってしまったが、この表紙の桜模様がかわいくて、春の気分を思い出しながら読むことができた。
もともと、軽妙な会話や元気のいい登場人物たちに、何度も笑わせられる楽しいシリーズだ。
今回も意表をつかれたは、ぷぷぷwとなることもしばしばだった。
花鎮めの舞は、AKBなのかなぁ?
副題はなにかしらをもじってあることが多いけど、今回はぱっと思いつかなくてもやもや。
宣能と宗孝の二人が怪異を求めて夜の都を右往左往する物語が、ずっと続くのかとも思っていた。
ところが、少しずつ、これまで通りにはいかない気配を持ち始めた。
それは二人それぞれの成長であり、環境の変化であるが、7冊目は、今後はその変化が更に大きくなっていくことを予想させる。
果たして、大団円は来るのだろうか。これはますますシリーズの続きが気になる。
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