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2015.08.11

紅霞後宮物語

雪村花菜 2015 富士見L文庫

面白い。
一気に読んでしまった。
途中で横に置けない面白さだ。

ライトノベルの様相であるが、あれ?と思ったのが、主人公の女性が33歳という設定。
33歳の仕事に生きてきた女性らしい葛藤や矜持など、大人の女性向けのファンタジーである。
こんなことはありえないだろうという展開がファンタジーなのであるが、古代の中国を思わせる世界を舞台に、一切の魔法も不思議も出てこない。
登場人物ひとりひとりは個性的で、愛着が湧く。ただただ人ががんばって生きる。
軽い口調もあいまって、読みやすい。そういう意味ではライトであり、気楽に物語にはまることができた。

主人公は、女性としては不器用であるが、稀代の将軍。
かつての副官と結婚することになってしまったとき、それが皇帝の後宮に入ることを意味していたことが、彼女の人生の分かれ道。
はるか未来に輝かしい歴史として語られるような、一瞬の時代を切り抜いたような物語は、とてももどかしくてじれったい。
安易な恋愛関係に持ち込まないところに、好感を持った。じれったいけどね。

電車の待ち時間に本屋さんに立ち寄ったときに、平積みにされているのを見つけた本だ。
なんとなく手に取り、パラパラと開いてみると面白そうで、そのままレジに。
移動中はもちろん、食事を取りながら、出先で最後まで読み終えた。
これはこれで終わりにするのがいいのかもしれないが、まだまだ主人公を見つめていたくて、読み終えるのが名残惜しかった。
本当はもっと、もっともっと、語られるべき場面や物語があっただろうになぁ。
作家さんの第一冊目の物語は、荒削りなところは多々あれど、なんというか、思い入れが込められている感じがして、気持ちよくいいなぁと思えるものが多い気がする。
たとえば、「彩雲国物語」の第一巻が好きな大人な女性は、きっと気に入ると思う。

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