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2015.08.25

あい:永遠に在り

髙田 郁 2015 時代小説文庫(ハルキ文庫)

実在の人物を描いた長編。
関寛斎という幕末から明治にかけてを生きた医師と妻を描く。
歴史に残るのは夫のほうであるが、妻であるあいを主人公としたことで、活き活きとした生活感があり、豊かな喜怒哀楽を感じる。
生涯を描いているから、それは死の時まで続く物語だ。
長い長い物語だ。長く切ない物語。切なくて愛しい物語だ。

愛らしくて頼もしい、あい。
貧しい農家に生まれ、物事のよい面を見ようとした性分で、頑固者の夫を立てつつ支える。
一生懸命な二人の生き方は、自分にできるかと問われれば、とてもではないが自信はない。

時代背景としては、NHKの大河ドラマでも幕末はよく取り上げられるけれども、その時代を市井から描いている点でも興味深い。
人生がふとしたことで大きく変わる時代だったことがよくわかる。
まだまだ人生が短かった時代であるのに、これだけ長生きをしたのはさすがに医師とその家族だからか。
その人生の局面を、逢、藍、哀、愛と表しているところも、素敵だ。

読み終えて、しばらく涙が止まらなかった。
こんな風に。
あいのようになりたいと思った。
あいのようにしていきたいと思った。
この先、きっといろんなことがあるとしても。

どうでもいいことではあるが、この文庫。
どれが文庫の名前なのか、いまだによくわからん。

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