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2014.11.21

キャロリング

有川 浩 2014 幻冬社

吐息が白くなり、街中にイルミネーションが灯りだす。
この季節に読むのがぴったりだ。

carolって動詞にもなるのかーと思いながら、読み始めた。
もともとの舞台も見ていないし、ドラマも見ていない。
読んでみての最初の感想といったら、ああ、お芝居だなぁってこと。
はっきりとしたキャラクター作り。台詞回し。
なんだろう。最後のほうは台本を読んでいる気分になった。

両親の離婚を控えている少年。
虐待を受けた元少年。恋人とも別れ、就職先はもうすぐ倒産。
もう一人の元少年。ほかに選択肢のない人生で、サラ金の取立てをしている。

3人を中心した3つの集団が交錯して、物語が展開していく。
だから、表紙の天使は3人なんだと思う。
どんな物語かは、ここでは触れないでおこうと思う。
ただ、3人ともそれぞれ幸せになりたいだけなのだ。
家族と幸せなクリスマスを送りたい。
それぞれの思いは、望みは、たった一つであり、共通である。

『明日の子供たち』と同じ時に取材したのだろうか。
虐待された子ども、非行せざるをえない子ども、両親が離婚しようという時の子どもの心情がよく描かれている。
そういった体験を持って育ってきた大人の心情や思考にも寄り添うものだと思う。
大人が自分のことで手一杯になったときに取り残されてしまうのは、いつも子どもの気持ちだ。
その辺を上手にすくいとってあるなぁ。その辺りは小説らしいんだけれども。
気づいたら、舞台を思い浮かべて、どのようなお芝居だったのだろうと想像していた。

どこかで読んだことがあるような人物像ばかりに感じられたのも物足りなかった。
そんなこんなでちょびっと辛口レビューであるが、最後はほろりとさせられるぐらいに十分に楽しんだことを付け加えておく。

---あなたが幸せで明るい毎日を送れますように

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