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2014.11.14

ベイブルース:25歳と364日

高山トモヒロ 2009 ヨシモトブックス

最近、映画化された本である。
読む前から泣くだろうな、と思った。
書き出しから胸が痛くなる。

筆者の苦労のあった少年時代から野球との出会い、野球を通じて相方と出会う高校時代。
さながら青春小説のように、キラキラとした思い出が語られる。
飾りの少ない言葉でとつとつと語られる、それからのこと。
じわじわと予感を感じながら読み進めていくしかない。

数年のずれはあるけれども、似たような時代を生きてきた。
こんな人もいたなぁ、うんうん、こんな感じだったよね。
懐かしい名詞がそこかしこで出てきて、重ね合わせるようにして読んだ。
それにしても、芸人さんの中で師匠と呼ばれる人たちって、かっこよい。
どんな風に後輩さんを支え、育てるのか、垣間見させてもらった。
描かれていないことだっていっぱいあるのだろうけども、キラキラしているところだけを集めてあるからこそ、この本は大事な宝箱のように感じたのだ。

それにしても。
25歳は若いなぁ。
一日長かったとしても、たったの26歳。

残されたものにとっても、若いからこそ、その別れの打撃が大きく、乗り越えがたいものに感じられたと思うのだ。
どう受けとめていいのか、本当にしんどかったのだと思う。
きっと、この本を書かないことには、この人は前に進めなかったのだろう。
先に進むことは、死者を忘れることではないし、悲しみは消せないものなのだから。
そんな一区切りになるよう、思い出を刻み込む。
いつまでも、いつまもで、この世に残るように。
何年経っても生々しい、その人の記憶を。別れの記憶を。後悔を。
その生々しさは創作ではないからこそ、その人たちの在りし日を知らなくても、涙を誘った。

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