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2014.05.01

旅猫リポート

有川 浩 2012 文藝春秋

世の中には、何度、読み返しても号泣してしまう本がある。
この本も、間違いなく、そんな魔法がかかっている本の一冊だ。

19歳になるかならないかの猫が死んだ。
心臓発作を起こし、一気に衰弱して死んだ。
この本が出たのはその頃で、友人が有川さんのサイン入りを手に入れたからとプレゼントしてくれたが、今は読まないほうがいいだろうと口を揃えて言われた。

もうそろそろいいだろうか。

京都に旅行に行く道連れに選んだところ、前半を読みつつ行きの新幹線の中で落涙。
京都の街中で、よーじ屋を見るたびに涙ぐみ。
後半から最後まで読み上げた帰りの新幹線は涙が止まらず、すっかりとあやしい人になってしまった。
読み終えて呆然としながらも、また、ページをめくらずにいられない。

ああいかん。これを書こうとしてページをめくったら、また、涙が出てきた。

そんな風に、泣いてしまうとしか、書けない。
どこを読んでも涙が出てくる。
どこから読んでも最後まで見届けたくなる。

サトルという青年と、ナナという猫の物語。
青年は猫をつれて、銀色のワゴンを走らせる。
僕の猫をもらってください、もう飼えなくなったから。
困ったように、信頼できる友人達をめぐっていくのだ。
この物語は、それ以上、知らずに読んで欲しい。

先に死んだ猫には、同じ年に生まれた姉妹がいて、当然ながら21歳。
よれよれしながら、でも、まだ生きている。
そのぬくもりを感じながら、いつかどこかで、また出会う日を思う。
この子は、きっと私の猫だなぁ。この子の相棒は私と思ってもいいだろうか。
別れても、別れても、別れても。
いつかどこかで、また。

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コメント

香桑さん、こんばんは(^^)。
そんな事情があったら、よけい泣けてしまいますね。

サトルとナナのように、言葉は通じなくてもひとときの別れがあっても、こんなに深くて優しいつながりがあるなら、きっと幸せなのだろうな、と思って、暖かい涙を流しながらラストを迎えたことを思い出しました。
何度も読み返して、その度に涙するだろう本。
私にとってもそういう物語です。

この記事を泣きながらウルウルしてしまった;;;
ホントにこの本は何度読んでも泣ける。・・・って言うほど、何度も読み返してないんだけどね。読むと「泣く!」と思ってるから、なかなか手が出ません^_^;

読むと泣いてしまうけど、温かくて優しさに満ち溢れた物語でした。
私もいつか真っ白な猫と再会できることを願っているところ。。。。

>水無月・Rさん
CM&TBありがとうございますぅ。
猫の話はやばいのです。村山早紀さんの『コンビニたそがれ堂』といい、万城目学さんの『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』といい。
猫作品の名作トップ3に、私の中で数えておこうと思いました。

>すずなちゃん
泣くのがわかっているから、再読に手が出ない気持ちもよくわかります。
ナナがとても活発で魅力的でかわいくて。
でも、自分の子のほうが……と思っちゃうのが、猫の相棒である人間たるところw
うちの猫、姉妹がいなくなってさびしそうに感じる。時々は夢であえているといいのに。
二人ともいなくなったら、また会えるまでが待ち遠しくなるなぁ。

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注意!この作品は、人前で読んじゃいけません。 ボロボロ泣いてしまって、とんでもないことになります。 ホント、すんごい泣いたわ~。 心通じ合う、猫と人との、最後の旅。 何故その旅をしなければならないかを最初の方で察してしまったので、ホントにもう、ちょっとしたエピソードにも涙ぐんじゃって、ああ切ない切ないと、ずっと心の中で響いていた気がします。 水無月・R大絶賛!読んだら即萌え!萌えの女神降臨!{%キラキラwebry%}の有川浩さんの作品ですが、今回はベタ甘ラブロマではなく、人と猫(...... [続きを読む]

» 旅猫リポート(有川浩) [Bookworm]
号泣。 ズタボロ・・・ってくらい、泣きまくってしまいました。昼間に読めて良かった。これが夜だったら、次の日、瞼が腫れて大変だったよ;;; [続きを読む]

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