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2013.07.27

7月の読書

読み直しが多いですね。今月は。
特に、図書館戦争のシリーズと、彩雲国物語や十二国記など。
同じのを何度も読み返しています。
新しい本を読む気力とか活力が、少し低迷中。

『浜村渚の計算ノート』
青柳碧人 2011 講談社文庫

借りた本。
意外と面白かった。うん。
設定も面白かった。こういうとっぴさ、図書館戦争にもちょっと通じる。
こういう謎解きって、解く人よりも、咄嗟に事件の被害に遭いながら謎をかけれる人のほうがすごいと思う。
数学は嫌いだけど、ね。

『丕緒の鳥 十二国記』
小野不由美 2013 新潮文庫

やっと読めた新作。
4つの短編中2つは既読であるが、改めて丁寧に読んだ。
重厚で真摯な問いかけをはらむ物語ばかりだ。
鬱屈とするような社会の空気が、現実に重なり合っていくような感覚を持つ。
その中で、ツバメのもたらす知らせに、胸がなごむ。
悲しくて悲しくて悲しくて仕方がない時、咲き誇る桜に、ツバメの訪れに、ふっとなごんだことを思い出した。
紀元杉のたたずまいに、ミソサザイのさえずりに、流れ落ちる滝のしぶきに。
まだ、私はここに在る、ということ。

『官能と少女』
宮木あや子 2012 早川書房

なかなかしっかりと官能小説。
官能に正直なようでいて、性に対してとても意地悪だ。
それは自分を傷つける行為にとても近い。
それは相手を傷つける行為にとても近い。
美しいセックスは、触れ合わずに行われる。
触れ合うセックスは、どこか死のにおいがする。
命に繋がらない関係ばかり。
私を誰も証明できないところに時々行きたくなるけどね。
繋がるのは好きだけど、縛られるのはやっぱり苦手なんだろう。

『空色勾玉』
萩原規子 2010 徳間文庫

子どものときに読んだ本。
改めて読んでみるとまったく憶えていなかった。
記紀神話をベースに組み立てられた美しいファンタジー。
象徴の組み立て方が心憎くて、にやにやした。
それにしても、イザナミの怒りはよくわかる。
その怒りを私も持っていたことがある。
あの悲恋を、女性なら、納得できるわけがないと思う。
この展開は、いいなぁ。
大好きだった人よ。でも、もう別れてしまったことなのだ。

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コメント

こんばんは^^
2冊ほど既読でした~
『丕緒の鳥 十二国記』はようやく待っていた新刊!と楽しみにしていたのですが、なかなかヘビーでしたね^^;
読んでいて辛くて辛くて…
それでもどの作品も最後に光が少しだけでも見えて良かったです。
少しだけ陽子が出てきたのが嬉しかったです。
『官能と少女』こちらも読んでいて辛かったです。愛がどこか歪んでいてでも純粋に相手を愛していて。私はここまで人を好きになったことがあるのかなぁなんて考えてしまいました。

苗坊さん、こんにちは。トラバもコメントもありがとうございます。
『丕緒の鳥 十二国記』は重たいのだけれども、なにかが動き出す気配のようなものがあると思いたいです。
陽子が出てきた場面では、テンションがあがりました。
ほんとに、この更に続きが読めますように。
『官能と少女』は、『花宵道中』の作風を思い出しました。そういえば、こんな作品を書く人だったなぁ、と。
宮木さんは元気系ばかり選んで読んでいたものですから。
人を好きになるって、簡単だけど難しいです。

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