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2013.05.21

ビブリア古書堂の事件手帖4:栞子さんと二つの顔

三上 延 2013 メディアワークス文庫

やっと話が進んだ。
というのが、一番の感想。

古書の話題続きで、積んでいたこの本をやっと手に取った。
ドラマは見なかったし、栞子と大補の関係にも、母親のことにも、少しまどるっこしく感じ始めていた。
が、今回はちゃんと話が進んだという気がする。メインの大きな物語が動いている感じがした。

今回の古書は、江戸川乱歩。
ご多分に漏れず、私も子どもの頃にシリーズの半ば以上は読んだ。
小学生から中学生にかけてか。
シリーズの始めのほうはボロボロになっており、途中からはだんだんと綺麗になっていく。途中で挫折する人が多かったのだろう。
アルセーヌ・ルパンのシリーズと上下に並べられていたことも、覚えている。そちらも、途中から、状態がいい本が並んでいたのは同じだった。

ひとつひとつのストーリーをはっきりと覚えているわけではない。
今、思うと、子ども向けの内容なのか……?と、首をかしげるような部分もあった。
非常にセクシャルなファンタジーを感じるものが印象に残っている。
『パノラマ島奇談』って、映画『カリギュラ』と同類項では……。

ビブリアを読むと、出てくる古書を読みたくなる。
近所の本屋さんでは、ちゃんと、登場する本を横に置いているところが心憎い。
『クラクラ日記』に江戸川乱歩。
あわせて読むと面白いんだろうけど、と思いながら、我慢がまん。

そういえば、「うつし世はゆめ よるの夢こそまこと」(p.48)という言葉が出てくる。
乱歩の座右の銘だそうだ。
即座に桐壷帝が「闇のうつつにはなお劣りけり」とひいたくだりを思い出した。
もともとは、古今集に「ぬばたまの闇のうつつは定かなる夢にもいくらもまさらざりけり」とあるという。
はっきりとした夢のほうが現実を凌駕することがある。昔から、歌われている通りに。
物語というものを本質とはそういうことなのかな、と思った。
そして、恋というものも。

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小説(日本)」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。
確かに。特に前作は全然進まなかったですもんね。
その割にあっさり母親が登場してビックリしました。
私もドラマ見てないです。でも、ドラマの最終話が4と被っていたらしくて見なくて正解かもと思いました^^;
江戸川乱歩は私は1冊も読んだことがないです。読むなら悔しいから全部制覇したいですね。綺麗な本まで行きつきたいです^m^←負けず嫌い
同じくこの作品を読むと昔の作品を読みたくなります。といっても、結局1冊もまだ読んでいませんが。
ようやく半分を超えたそうですね。何冊続くか分かりませんが楽しみなシリーズです。

苗坊さん、こんにちは。お返事遅くなりました。
うんうん。読みたくなりますよね。
今回は特に、一冊丸ごと江戸川乱歩だったので、うずうずしました。
小説もですが、舞台の『黒蜥蜴』も見てみたいんですよね。
今なお名前を知らない人は少ない作家だと思いますが、結構、以前の人だったことに驚きました。
せっかくなら、大人向けの著作も読んでみたいものです。

母親が出てきたこともですが、大補の最後の台詞をやっと言えたことにも、ほっとしました。
続きが楽しみです。

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