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2013.02.20

僕のきっかけ:ひまわりと子犬の7日間・一也の場合

平松恵美子・杉江松恋 2013 MF文庫ダ・ヴィンチ

回ってきたので読むことになった一冊。
『ひまわりと子犬の7日間』をいう映画のサイドストーリーだという。
映画の登場人物のひとりを主人公にして書かれた、別視点からの物語になるのだろう。
この映画にも特に興味があるわけではないが、映画を知らなくても独立して楽しむことができた。

楽しむというのは、ちょっと違うか。
飼い主を失ったり、飼い主が手離した、犬や猫はどうなるか。
本谷有希子『乱暴と待機』でも、同種の職場が登場するが、物語の傾向はまったく異なる。笑っちゃうぐらいに。
こちらのほうは、もっと真剣に、保護された犬にとっての7日間という意味を描いている。

舞台は宮崎。
浪人生活の末、両親の期待をふりきるように東京の専門学校に行き、結局は行かなくなって、なんとなく過ごしてきた一也。
実家に戻らざるを得なくなってから、流されて働くことになったのが、公衆保健センターという場所だった。
じゃりパン好きな一也は、意欲は低いし、空回りしやすい。彼なりに考えてよかれと思ってしたことが、見事に空回りする。
無知だからこそ、周囲の怒りも買いやすい。不器用であるだけで、頑張り方を知らないだけで、評価されない苦さはよくわかる。

でも、どんなことが行われているか、知らないですまさないでほしい。
一也だけではなく、この国に住む人にとって。
生まれてくる犬や猫がいれば、その数だけ死んでいく犬や猫がいる。
その中に、死ぬのではなく、殺されている犬や猫がいるということ。
税金によって、私も含めた自分達が殺している犬や猫がいるということ。

ちなみに、私の住んでいる県では、殺処分まで7日間も猶予がない。
犬では3日間、猫は即日処分。

そこをちゃんとわかった上で、飼って欲しいし、売って欲しいし、地域でともに生活することを一緒に探して欲しいと願っている。

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