2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

著者名索引

香桑の近況

  • 2017.1.4
    2016年 合計50冊
    2015年 合計32冊
    2014年 合計26冊
    2013年 合計32冊
    2012年 合計54冊
    2011年 合計63冊
    2010年 合計59冊
    2009年 合計71冊

    合計323冊
無料ブログはココログ

« 文芸あねもね | トップページ | ビブリア古書堂の事件手帖3:栞子さんと消えない絆 »

2012.07.10

左京区七夕通東入ル

瀧羽麻子 2012 小学館文庫

七夕にあわせて読んでいたつもりが、すっかり遅くなってしまった。
職場で回ってきた恋愛小説。
京都で暮らす大学生達の恋愛が可愛らしく、ハッピーに描かれており、通常ならば楽しんで読みそうな本だ。
でも、今の私には、なんか痛い。とすっと刺さったり、ぐさっと刺さったり、痛いんですけどー。
貸してくれた人にぶちぶち文句を言いながらやさぐれてしまった。なので時間がかかっちゃった。と、先に言い訳。

主人公の花。その花が好きになったたっくん。たっくんは数学に魅了されている。
たっくんとその友達が住む京都大学の寮は、映画『鴨川ホルモー』の撮影に使われている。
とても有名な寮で、小説の中でもよく見かける。たとえば、絲山秋子『エスケイプ/アブセント』にも出てきた。
ましてや、京都大学の学祭となれば、噂に名高いわけで。その炬燵って、森見登美彦『夜は短し、歩けよ乙女』にも出てくる韋駄天炬燵では……。
そんな景色、舞台は、京都で育った人、京都で学生時代を送った人、なにはともあれ、京都が好きな人にぐっとくるだろう。

登場人物たちは揃いも揃って、人がいい。
ちょっと不器用で、素直。一生懸命で、悪意がない。
困ったり、迷ったり、でも、好きな人にはまっすぐに。
寝食も忘れて仕事に打ち込む私は、花より、たっくんに近いんだよなぁ。
私が恋人に疎外感や心配を与えた面を思うと、反省。
心の中でごめんねってつぶやいた。

私は学生時代に運命の人に出会ったりはしなかったが、思い出して楽しいのは京都で過ごした数年間だ。
思い切り阿呆をしても許される不思議空間で蓄えた力は、今もどこかで私を支えてくれているような気がする。
あー、懐かしかった。町も、その時も。

« 文芸あねもね | トップページ | ビブリア古書堂の事件手帖3:栞子さんと消えない絆 »

# 京都界隈」カテゴリの記事

小説(日本)」カテゴリの記事

コメント

ドロドロしたのも好きだけど(どっちかって言うとドロドロの方が好きかもだけど^^;)、こういう幸せオーラ満載の恋愛小説もいいなぁと思いながら読みました。
登場した大学生たちもみんないい子で気持ち良いまま読了出来たのも良かった。

すずなちゃん、どもども。
今はドロドロしたのはきついから、この軽やかさがちょうどよかったかも。
どの子達も可愛くて、よしよししたくなりました。
私もすっかり、おばさん目線です。笑

こんばんは^^
読み始めた最初はベタ甘の恋愛小説か~なんて若干やさぐれていたのですが^^;
読んでいくうちに私もたっくんが素敵な人だなと思うようになってきました。
花ちゃんの最初の印象はあまりよくなかったのですが、たっくんのためにいろんなことを考えて悩んでいる姿は健気でかわいかったです。

苗坊さん、こんにちは。
確かに、私もやさぐれた気分を禁じえませんでしたが、読んでみるといい子達ばかりで可愛く思えました。
女の子たちも、男の子たちも、みんな幸せになってほしいものです。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/183237/46270216

この記事へのトラックバック一覧です: 左京区七夕通東入ル:

» 左京区七夕通東入ル(瀧羽麻子) [Bookworm]
この著者はデビュー作を読んだ時から好きで読んでいたんですが、最近はちょっとご無沙汰してました。柔らかで優しい雰囲気の作品は読んでいてとっても心地良く、ほっこりなれていいんですが、反面、キレイ過ぎて物足りなさも感じてしまったりもするんですよねぇ。基本、どろどろクロいのが好きなワタシとしては、ね(笑)... [続きを読む]

» 左京区七夕通東入ル 瀧羽麻子 [苗坊の徒然日記]
左京区七夕通東入ル (小学館文庫)著者:瀧羽 麻子小学館(2012-04-06)販売元:Amazon.co.jpクチコミを見る 七月七日にわたしたちは出会った。 京都での学生生活も4年目。主人公の花は思い ... [続きを読む]

« 文芸あねもね | トップページ | ビブリア古書堂の事件手帖3:栞子さんと消えない絆 »

Here is something you can do.

  • ボランティア・寄付ならプラン・ジャパン
    子どもとともに途上国の地域開発を進める国際NGO

最近のトラックバック