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2012.05.15

囲碁心理の謎を解く

林 道義 2003 文春文庫

囲碁に興味を持った時期があった。
マンガの影響である。ゲームを買おうかどうか、かなり悩んだ。たしか3作目だったと思うが、そのエンディングを見るために、1から買う?と考えたら、結局は手を出さなかったため、いまだに囲碁のことはよくわからない。
当時、流行っていた「ヒカルの碁」が出てくると知り、どのように心理学的に解釈されるか興味を持って手に取った。

そういうマンガを扱った部分は、いわばツカミだった。
「ヒカルの碁」の棋譜は美しいが、岡野玲子「陰陽師」の棋譜は碁を知らない人のものだなんてコメントもあったと記憶している。
本題としては、かけひきに表れる心理状態や性格傾向、攻撃性の問題、右脳と左脳の機能の問題などなど、碁に触れながらも多彩に語られていた。特に、右脳と左脳それぞれに障害を負った場合に、碁が変容することは興味深いものだった。
数々の川柳も、解説がないと、碁を知らないものには笑いがわからなかったと思う。
碁を知らなくても、碁の世界の面白さに触れることができる本。
(2005.5.27)

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