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2011.12.23

ビブリア古書堂の事件手帖:栞子さんと奇妙な客人たち

三上 延 2011 メディアワークス文庫

面白かったーっ。
小説は一気読みできるのになぁ。
行きつけの近所の本屋さんのバイトの人のオススメ。
手書きポップに「うちのバイト君が面白いと言っています」と書いてあったんだもの。
気付くと、多くのブロガーさんも読んでいた。

舞台は北鎌倉。駅のすぐ近くの古書店。
本を読めない体質の主人公は大学新卒就職浪人中で、本以外のことではコミュニケーションを極端に苦手とする店主と出会う。
ラノベにしては珍しく、平均年齢が高めの設定。
そして、私が読むには珍しく、謎解き系。

本が好きな人なら好きになる本だと思う。
本には二つの物語があるという。本の中に書かれている物語と、人から人へと渡る本そのものに。
鎌倉って、子どもの頃に1回行ったきり。暑い日ざしの記憶しかないや。
景色はわからないけど、本の中には穏やかで静かな空気が流れていて、苦いものもひっそりと沈殿していく。
暴かれる謎もあれば、そのままにされる秘密もあって、そんな品のよさが好ましい。

学生時代は古書店も図書館もよく利用したけれども、今の町に住むようになってからは新刊を買う贅沢をしている。
真新しい本の、指先が切れそうな紙の手触りや、真新しいインクの匂いが好き。
真っ先にその本を読む喜びは、新雪に足跡をつけたり、ホールケーキに最初に切り分けるような楽しみがあると思う。
だけど、確かに、受け継がれていく本の物語も、面白いと思う。もりみーの『夜は短し歩けよ乙女』の古本市のくだりを思い出した。
本と本の間にも、繋がりがあって、物語がある。

登場人物たちも魅力的だった。この先の大輔と栞子さんのじれったくなりそうな展開も楽しみ。
この2人はうまく仲直りできてよかった。信頼を裏切ったときの後味の悪さは、思い出すたび苦いから。
次の文章のような関係になれると、どんなにいいことだろう。

なにかの役に立つといふことを抜きにして、僕達がお互ひに必要とし合ふ間柄になれたら、どんなにいゝことだらう(p.154)

この引用文に惹かれて、小山清『落葉拾ひ』を探してみたら、密林書店で古書15000円……。
そちらは買うのは見送ったけれど2巻目は購入した。

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小説(日本)」カテゴリの記事

コメント

こんばんは^^
TBとカキコありがとうございました。
この作品は面白いですよね!
舞台となる場所も何となく頭の中に思い浮かべることが出来ますし、本にまつわるミステリが本好きにはたまりません^^
大輔と栞子の関係も気になりますよね^^
2も素敵なお話が詰まっています。ぜひぜひ^^

苗坊さん、お返事ありがとうございます。
実は、2冊目も、もう読んじゃいました。笑

栞子さんの語る薀蓄が楽しくって、つい引き込まれてしまいます。
2冊目の更に続きが待ち遠しくなりますね~。

15000円!?たっかいね~~^^;
面白かったね!「続編もおすすめ♪」とコメントしようと思ったらすでに読了してたようで(笑)
これ読むと色々読みたい古書が増えて困ります★

すずなちゃん、ども。
作中に出てきたものと同じと思しきほうは在庫がなくて、「落葉拾ひ」のタイトルだけ掲げられているものが上記お値段。古書って侮れないなぁって、思ったです(^^;;;
手に入りにくい本ばかりだと、積読山が増えなくて助かるとも、思っちゃった。笑

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