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2011.12.14

流れ行く者:守り人短編集

上橋菜穂子 2011 軽装版偕成社ポッシュ

バルサとタンダに再び会えるのは嬉しい。
これまで軽装版で集めてきたので、この短編集も軽装版で。
「浮き籾」「ラフラ<賭事師>」「流れ行く者」「寒のふるまい」の4編。
バルサはまだジグロと流れ歩く生活をしている子どもで、タンダも家族とともに住んでいる。
あれ。バルサよりタンダのほうが年下なんだ。

しかし、著者によるあとがきと、山本充の解説を読むと、この本はジグロら大人の物語である。

里に根づき、子どもや孫にかこまれて一生を終えるという人生から外れてしまった人びと――流れ行く者たち――の人生の行く末……。(p.281)

「浮き籾」の髭のおんちゃん、「ラフラ」の賭事師の老女、「流れ行く者」のジグロや他の護衛士たち。
それぞれの人生の耐えられないほどの軽さ、という、重たさ。
若い世代がそのとき気づかずとも、受け継がれていく教えのようなもの。
とても短いものであるが、「寒のふるまい」の子ども達の再会の喜びが、読後の余韻をさわやかにしめくくってくれた。

個人的には、「ラフラ」が好きかな。
プロである女性の矜持がかっこよい。秘めた思いも感じる、まさに大人の物語。

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