テルマエ・ロマエ(4)
ヤマザキマリ 2011 エンターブレイン
気力が出ない。
そういえば、マンガを読むのもめっきり減った。
夏からこっち、リアルがいろいろありすぎて、現実感が薄れている。
そんなことを考えていたら、職場の中でこれが回ってきた。
まさかの実写で映画化されてしまう、ローマのお風呂。
この巻からのエピソードが映画の粗筋になるのかな? 今度のルシウスはなかなか現代から古代ローマに帰られない。
主人公が表紙になっているのは、この巻が初じゃないだろうか。
お気に入りはハナコちゃん。
以下、ルシウスにはまったく関係ない話。
ローマ時代の馬は、ローマ人がヨーロッパにアラブ種を伝えているそうだが、どういった体格のどういう種類の馬が主だったか、調べ切れなかった。
乗馬クラブの馬達は、もと競走馬のサラブレッドが主。彼らの体格、毛色には個体差がある。25歳はものすごーく高齢なほうに入るし、おしなべて牝馬のほうが気難しい。
性格もそれぞれで、繊細な子もいれば、図太い子もいる。人懐こい固体は、後ろから肩に顎を乗せてきたり、人の背中に顔をすりすりさせたり、動物好きの心をきゅーんと鷲掴みにするが、それは人間の解釈であって、きっと顔がかゆいだけなんだ……。
忙しさから乗馬もさぼっているが、ハナコちゃんを見ていると、馬の手入れだけしたくなった。
おそらく鞍箱の中でカビだらけになっているであろう、自分の馬具は見たくない。持っていなかったことにしたいぐらい。
道具の管理に面倒臭さを憶えてしまうのであるが、馬と触れ合うのはとても楽しい。
ルシウスのように、触れたくなる気持ちはよくわかる。
私の生活も、現実に戻していかなくちゃいけないのはわかっている。
いたい場所を見つけた。そこをなくした痛手が大きい。
やっぱり、温泉にでも行って来るかな……。
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