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2011.12.12

ぼくの歌が君に届きますように

天野純希・大島真寿美・風野 潮・川島 誠・小路幸也・丁田政二郎 2009 ポプラ社

ジミヘンは人気だなぁ。
「パープル・ヘイズ」が選ばれたのは、期せずしてなのだろうか。
いまどきの中高生は知っているのかな。知るわけ……ないよね?
でも、ここから興味を持つ人がいると、嬉しいなぁ。

「青春音楽小説アンソロジー」と銘打たれており、6つの短編が集められている。
うち、ロックが3つ、吹奏楽部、歌が1つずつ。そして、中世が1つ。

小路幸也「Peacemaker:1974年の赤星祭」
タイトル通り、フォークとロックが対立していた1974年、ある中学の文化祭の物語。
そもそも文化部と運動部が対立している中で、放送部に入った主人公達二人が頑張る。
いろんな事件の名前が出てくるが、詳細は不明で残念。
この年にデビューして今も活動している某バンドを思い出して、にやにやした。

天野純希「ティーンエイジ・ライオット」
この作者が目当てで、この本を買った。
主人公達は大学生。今度のステージは、新歓ライブ。新入部員獲得のミッション。
期待通りの展開ですっきり。ロックはポップでキャッチーにならないものなのだ。
ストラト、テレキャス、サイクロン♪ 作者は本当にロックが好きなんだろうなぁ。

風野 潮「晴れた空に、ブラスが響く」
他作品(『モデラートで行こう♪』)のスピンオフ作品。
高校生の吹奏楽部。卒業した先輩にそっくりな新入生を見ては、先輩を思い出して切なくなる主人公。
メールよりも電話、電話よりも会いたくなる。遠距離は切ないもんです。この2人はうまくいくといいな。

丁田政二郎「ド派手なけりゃロックじゃない」
これも、ロック。高校生3人のバンドが、ライブハウスで演奏していたのがばれた。
その彼らが知り合った高齢者がただものではない。この物語もわくわくした。
68年のストラトっていくらぐらいなんだろー。

川島 誠「カモメたちの歌」
死んだ母親を想起する、静かで淡々とした物語。
カモメの飛び交う海辺の公園の景色は、どうしても思い浮かぶのは横浜しかなくて。
違うのかもしれないけれども、目に浮かぶ景色は、あの日のあの場所しかなくて。
物語の色調と重なって、切なくなった。今の季節にふさわしかった。

大島真寿美「ピエタ」
ヴィヴァルディといえば、「四季」が真っ先に思い浮かぶ。
ヴェネツィアのピエタ慈善院を舞台に、若き日にヴィヴァルディに師事した孤児であり、尼僧となった女性二人の物語。
美しい旋律と景色、静かな熱意と歴史。音楽の底力は、数百年を超えて生きること。

現在、読書と仕事が安定剤代わり。

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