2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

著者名索引

香桑の近況

  • 2017.1.4
    2016年 合計50冊
    2015年 合計32冊
    2014年 合計26冊
    2013年 合計32冊
    2012年 合計54冊
    2011年 合計63冊
    2010年 合計59冊
    2009年 合計71冊

    合計323冊
無料ブログはココログ

« R−18:二次元規制についてとある出版関係者たちの雑談 | トップページ | 吉原手引草 »

2011.05.09

図書館内乱:図書館戦争シリーズ2

図書館内乱  図書館戦争シリーズ(2) (角川文庫)  有川 浩 2011 角川文庫

図書館戦争と同時発売された図書館内乱。
もちろん、合わせて買ったし、続けて読んだ。
というか、読みなおした。

単行本の内容につけくわえて、書き下ろしのスピンアウト「ロマンシング・エイジ」と、著者と児玉清さんの対談の続きが収録されている。
この「ロマンシング・エイジ」は、後書きによると「正真正銘・最後の『図書館戦争』シリーズ書き下ろし」(p.379)になるという。
私は、発売に先駆けてネット上で読んでしまった。作者がそのように配慮せねばならない事態が気の毒だった。
ファンと信者は異なると思うが、しかし……。
批判と非難も違うと思うのだ。
消費者たるもの、自分に選択する権利があり、権利という自由には責任という義務も伴うのだ。自分の責任において買い物しているんじゃないのか?少なくとも、私は好きで買っている。誰にも強制されていない。その自分の権利を誇る。

本文に戻ると、シリーズの中では比較的おとなしい巻になると思われる。
その分、郁たち図書隊の一人ひとりの個性が深まる。
そして、「内乱」のタイトルにふさわしく、図書館界が抱えている内憂が明らかになる。
外患ばかりを気にしていては、いつか足元が崩れるかもしれない。
図書館の明日はどっちだ。

私的な名台詞top3をあげておきたい。
その1:「え、え、え、えええーー(中略)ーーッ!?」(p.360)
その2:「人が見てても勝手に窮地に陥ろうとするお前が言うな!」(p.123)
その3:『すまん』『分かってる』(p.215)

番外は、対談の中から、有川さんの言葉でとても頷いた個所を引用させてもらいたい。
こういう人が書く本だから、私は読むのだと思った。

 ***

世間がものすごく狭量であると同時に、個人がものすごく身勝手になってきていると思うんです。権利を主張する人は増えたんですけれども、権利に付随する義務をおろそかにする人が、一緒に増えてきていて。権利を義務はセットだよ、というごく当たり前の、まっとうな感覚ってありますよね。そういうものが通用する社会であってほしいなと思います。そうじゃない社会の中で一番追いつめられちゃうのは誰かっていうと、きちんと生きようと思っている人で、それって相当おかしな状況ですよね。(pp.409-410)

« R−18:二次元規制についてとある出版関係者たちの雑談 | トップページ | 吉原手引草 »

小説(日本)」カテゴリの記事

コメント

戦争に続いて名台詞top3でニマニマしてしまった(笑)いっぱいあるね。

そして、このシリーズの文庫を手に取る度に複雑な気持ちになっちゃいます。ホントにね。自分の責任において買ったんだろうに・・・と、むかむかと怒りも湧くし、ネットで先行公開した著者の気持ちを思うと堪らない気持ちになります。

すずなちゃん、ども。
文庫版は私的名台詞top3シリーズでいこうと思います。
でも、3つに絞るのがなかなか難しいんですよね。
今回も、その2が決まらなかったです。「きさまはトリか」も捨てがたかったなぁ。

ファン思いな有川さんだけに、つらかったことだろうね。
でも、その結果、なんだか有川さんがまた新たなステージにあがった気もしているよ。
きっと嫌な思いをしてへたれたままの人ではないよ。そんな気がする。勘だけど。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/183237/39918097

この記事へのトラックバック一覧です: 図書館内乱:図書館戦争シリーズ2:

» 図書館内乱 図書館戦争シリーズ②【文庫版】(有川浩) [Bookworm]
シリーズ2作目。もちろん、何度目かになるか分からないいくらいの再読。初読み時の感想はこちら。 [続きを読む]

« R−18:二次元規制についてとある出版関係者たちの雑談 | トップページ | 吉原手引草 »

Here is something you can do.

  • ボランティア・寄付ならプラン・ジャパン
    子どもとともに途上国の地域開発を進める国際NGO

最近のトラックバック