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2011.04.04

県庁おもてなし課

県庁おもてなし課  有川 浩 2011 角川書店

可愛い人がいっぱいだ。
男の人に面と向かって可愛いというのはどうやらエラーらしいけれど、女性が男性を可愛いと思うことは、結構多い。
でも、その女性ならではの気持ちをさらっと描いちゃうところが、有川さんらしい。
可愛すぎるぞ、あの人も、この人も。

この本の特筆すべきところと言えば、地方を応援しよう!というコンセプトだと思う。
そのコンセプトにのっとり、著者は単行本で発生するすべての印税を東日本大地震の被災地に寄付することを決めた。
そのブログ記事を読んだ時、なんてすごい人だろうと思った。この記事は、直接の被災者ではない人たちに読んでもらいたい。
引用すると長くなるが、一部を引用して誤解を招くのも嫌なので、「それぞれにできること」と題された記事を読んでほしい。
有川さんの作品だけではなく、私は人柄にも惚れ込む。

高知県の県庁にあるおもてなし課。
この物語はフィクションであるが、おもてなし課は実在する。
おもてなし課を小説にしようとする小説家が出てくる。しかも、新聞に連載だ。
この小説は、まさに新聞に連載された小説であり、読む人は一瞬混乱したんじゃなかろうか。
これって、どこまでが物語だ?
しかも、「有川 浩」という作家名を初見で女性だと看破する人は少ないような気がするから。

もともとアクチュアリティの高い作家であるが、トリッキーなまでのリアルさは「ストーリー・セラー」の一群によってより磨かれた感がある。
パンダについて問い合わせた人は、まさにその罠にはまった人である。
そして、はまりたくなる気持ちはよくわかる。ものすごい説得力に、ついひきこまれてしまうんだ。
だから、巻末に対談があることがよかった。これは物語だったんだと再確認することができる。読者はふんわりと現実に立ち戻ることができる。

私は地方在住者であると同時に、旅行好きだ。だからこそ、こんな風に観光化されてほしいと頷きながら読んだ。
ただ、地方をどのように元気にするか、それだけの物語だったら、つまんなくなっちゃうかもしれない。
そこはそこ、しっかり、ラブ要素も入っている。そして、女の人たちも可愛いが、男の人たちがたまらなく可愛いのである。
登場人物と一緒に面映ゆくなるぐらい、可愛い。
だから、もっともっと応援したくなる。本を閉じるのが残念に思った。

きっと、地方が元気になる方法はある。
もっともっと、元気になる余地がある。
だから、誰もが光を見失わないように祈りたい。心から。

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小説(日本)」カテゴリの記事

コメント

香桑さん、こんばんは(^^)。
・・・同じ物語のレビューとは思えない(^_^;)。
まあ・・・私が有川作品で、理性を保てる方がオカシイのでいいのですが(笑)。

そうですよねぇ、非常に「どこまでが本当?!」っていうリアルとフィクションの揺れ具合、私も「パンダ誘致論」に心を馳せてしまいました(笑)。

地方を元気にする。
被災しなかった私たちが、元気に生活して、社会と経済を回す。
光はある!から。
この物語に、勇気をもらいました!

水無月・Rさん、こんばんは☆ TB&CMありがとうございます♪
読んでいる最中は、これでも、うひゃあと赤面することしばしばで、にへらにへらと人様に見せられない顔をしていたと思います。
清遠さん、かっこいいですよね!とおじさん好きっぷりをさらしてみたりして。

でもほんと、この本はいろんな人に読ませてみたい。
小説はちょっと……という人でも。観光を提供する側の人にも、享受する側の人にも。
みんなで考えていけたら、少しはましにならないかなぁ。

あら?こっちはTB送れてるようで^^;もっかい別な方も挑戦してみよ。

水無月・Rさんと同じく、同じ物語のレビューとは思えなーい^^;;;
男性陣が頑張ったお話だったね。そして、可愛かったねー!私的ツボは吉門でした。最初に掛水くんに突っ込みを入れまくった姿からは想像できない、後半のグダグダっぷりにヤラレまくりでした。
そしてそして、高知に行きたくもなりました(笑)馬路村のゆず酒を堪能したひ。。。

すずなちゃんども。同じ本のレビューだよー。
吉門にやられたことを省いたら、猫を被った文章になっただけさ♪笑
普段がんばっている男性がへたれるのが好物だもん。
かわいすぎるぞ、吉門喬介。掛水君と一緒に、てれてれしちゃった。

高知、行きた~い。海と空の遊びは苦手なので、やっぱり食!?
ゆず商品をいろいろ試したいですね。

こんにちは^^お久しぶりです。TBさせていただきました。
私も買って読みました。
図書館を利用しないと破産してしまうので^^;大体は図書館なのですが。
有川さんの心意気がとてもかっこよくて、私にも出来る!と嬉しくなりました。

香桑さんのおっしゃるとおり、可愛い人がいっぱいでした^^
読んでいてはじめはこんなに可愛い人がいっぱいだとは思いませんでしたが、やはりそこは有川さんですよね^^
私もどこまでが本当?と思いました。私は1番には「お役所仕事」と言われる考え方を思ったのですが・・・。まさか特使を頼んでおいて1ヶ月放置が実話だったとは思いませんでした。いやー凄い。
ラブ要素が入っているのがいいんですよね^m^みんな素直じゃないからもどかしくて。それが最後にはああいう形になっていくんですから、有川さんは本当に上手いなって思います。
私も高知に行きたいです。私は空をやってみたいです。高いところ大好き^^あとは食ですね!

苗坊さん、こんにちは。お久しぶりです。
ここに空に挑戦したい人がいた!!!

可愛い人がいっぱいでしたね。
つまらない解説書にならずに、ちゃんと小説になっている。
そこに有川さんの腕を感じました。
そして、こんなに読んでいて楽しい、高知のガイドブックもないな、と思いました。
どうせなら、中に高知の地図がほしかった……。
もしも、トップ会談が成功したら、その議事録も楽しそう♪

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