2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

著者名索引

香桑の近況

  • 2017.1.4
    2016年 合計50冊
    2015年 合計32冊
    2014年 合計26冊
    2013年 合計32冊
    2012年 合計54冊
    2011年 合計63冊
    2010年 合計59冊
    2009年 合計71冊

    合計323冊
無料ブログはココログ

« 宵山万華鏡 | トップページ | 星間商事株式会社社史編纂室 »

2010.08.03

スマッシュ×スマッシュ!

スマッシュ×スマッシュ! (徳間文庫)  松崎 洋 2010 徳間文庫

一生懸命である人に触れると、その情熱が伝染することがある。
はたから見たら綺麗事に見えるかもしれないが、情熱は確かに移る。
その情熱をわけてもらいたくて、人はスポーツを応援するのではないか。

だからと言って、それを小説にするのは、難しい。
ハッピーエンドにすれば、御都合主義に見えるかもしれない。
かといって、アンハッピーエンドになれば、読後感を損なうかもしれない。
応援する選手やチームには勝ってもらいたいと願う人の心に寄り添うならば、予定調和のほうがまだましだ。
だって、夢物語なのだから。夢を見させてくれなければ。

スポーツ選手の練習も試合も過酷なもので、とてもとても、スポーツは健康のためにいいなんて言っていられるものではない。
古傷を抱えている選手は多く、誰も彼もがぎりぎりのところで戦っている。ワールドカップだってオリンピックだって、よく見れば、体のあちこちにテーピングをしている選手は多いのに気づくだろう。

この本の主人公は、肩を痛めたテニス選手。一度は得た評価を失った選手が、再び世界に挑戦する物語だ。
これは簡単なことではない。肩を痛めてなくても、普通に大変である。なにしろ、日本と世界のレベルの差はかなり大きい……。
主人公の勇太がメンタル面でも成長して行く契機になったのが、不登校になった小学生の颯人をコーチするという体験だ。
颯人はアスペルガー症候群と診断されており、その辺りの描写もよく勉強されていると思われた。

高校生ぐらいの人の夏休みの読書感想文にお勧めしたいな。
頑張っても叶うともしれないのが夢だけど、頑張らなければ叶うことはないから。
だから、そんな夢の力を感じて欲しい。

« 宵山万華鏡 | トップページ | 星間商事株式会社社史編纂室 »

小説(日本)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/183237/36009577

この記事へのトラックバック一覧です: スマッシュ×スマッシュ!:

« 宵山万華鏡 | トップページ | 星間商事株式会社社史編纂室 »

Here is something you can do.

  • ボランティア・寄付ならプラン・ジャパン
    子どもとともに途上国の地域開発を進める国際NGO

最近のトラックバック