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2010.06.09

ジェネラル・ルージュの伝説

ジェネラル・ルージュの伝説 (宝島社文庫) (宝島社文庫 C か 1-9)  海堂 尊 2010 宝島社文庫

単行本が出版された時に迷って手を出さなかった本が文庫化されて目の前に並んでいた。
どうも私はジェネラルに弱い。つい、つられてしまったよーっ。

「伝説」には、『ジェネラル・ルージュの凱旋』『ナイチンゲールの沈黙』の二つの物語の過去が同時に語られており、にんまりした。
そりゃあ、一冊ずつでも面白いかもしれないけれど、この二つは私の中では切り分けられない双子の物語。
「伝説」は物語中の1991年。『ジェネラル・ルージュの凱旋』は2006年で、別視点から描かれた「疾風」も納められている。そして、2007年が舞台の「残照」。
全体を通じて高階院長の出番は少ないが、意外と猫田さんの出番が予想外に多くて嬉しかった。

私がこの本を手に取り、読んでいるのは2010年であるから、それからどーなった?ともう一つ先を読みたいと思ってしまった。
現実世界と混同しているわけではないけれども、速水という魅力的な才能が、物語世界でも過去の伝説になってしまうのが悲しい。
潜水艦のコックピットが、再び蘇る日はあるのか。

この本、ファンブックの作りになっていて、「海堂尊物語」という著者のライフヒストリーと「自作解説」がかなりのボリュームを占めている。
前者は2010年3月まで、後者は『アリアドネの弾丸』まで書かれているから、文庫化されるに当たり、一年半分を足されているのだろう。
『イノセント・ゲリラの祝祭』の会議の場面についての述懐に笑ってしまった。もともとがもともとだったんだ。そっかー。そうじゃなければいいと思っていたけど、やっぱりか。
また、後者には読書ブロガーへの意見も書かれており、こうして感想が書きにくいことこの上ない。とほほ。

自分なりに思ったこと考えたことを言葉にしようとしているのだから好きに言わせてよー、と抗弁してみる。
私自身にとっても、言葉を発したときから、受け取り方は受け取り手の自由になってしまうわけで、自分の意図を離れるリスクは仕方がない。
ましてや、密林の書評も、ここも、誰に見るなとは言えない場所だ。
気をつけよう。少しは気をつけよう。うん。できる限りは。特に誤字脱字。

正直なところ、海堂さんの小説は読みやすくて面白いけど、文章は皮肉っぽく感じて苦手なこともある。
手離しで大好きだとは言えない。それで、もう読まなくてもいいかな?なんて思っていた。
作品数がどんどん増えるので追いつかなくなったという、物理的、経済的事情もある。
けれど、「海堂尊物語」と「自作解説」で二重に、作者自身によるこれまでの作品の紹介を見ると、未読作品をなんとなく読みたくなってしまう。
うーん。困った。この本、危険だ……。

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コメント

香桑さん、こんばんは(^^)。
文庫化したら、一年半分追加ですか・・・!
うう・・・買いたくなってしまいます・・・(^_^;)。
ジェネラル誕生秘話、すごい迫力でしたね♪

・・・私も、海堂さんの最近の作品は読めてないんですよねぇ~。
どうしようかと悩みつつ「やっぱり読みたいなぁ」と、香桑さんの記事読んで、思いました。

水無月・Rさん、こんばんは☆
単行本出版年の後もエッセイが続くのでびっくりしました。
作者の意図とか背景が見えると、それはそれで、本を読むときの感覚が少し変わる気がします。
これを読んでから、未読作品に取りかかると、目の付けどころが変わるんだろうと思いました。

とりあえず、速水が出ていたら、今後も手を出してしまいそうです。(^^;;;
やっぱり、かっこよかったです♪

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» 『ジェネラル・ルージュの伝説』/海堂尊 ◎ [蒼のほとりで書に溺れ。]
顔も良ければ頭も良く、剛毅な性格冴えわたるアグレッシヴ・フェーズ、バチスタ・シリーズ上、あまたの女性読者の心を撃ち抜いてきた男、と言えばジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)こと速水である。そんな速水を将軍の地位につけた、あの事件の物語を含む、本作『ジェネラル・ルージュの伝説』は、著者海堂尊さん自ら手掛けた、「海堂尊ワールドのすべて」である。 自ら監修・執筆した海堂さんの作家としての矜持が、高らかに謳われている・・・と感じます。... [続きを読む]

» 【海堂尊ワールドのすべて】ジェネラル・ルージュの伝説 [ぱふぅ家のサイバー小物]
スピンオフ小説「ジェネラル・ルージュの伝説」と著者による作品群の設定 [続きを読む]

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