2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

著者名索引

香桑の近況

  • 2017.1.4
    2016年 合計50冊
    2015年 合計32冊
    2014年 合計26冊
    2013年 合計32冊
    2012年 合計54冊
    2011年 合計63冊
    2010年 合計59冊
    2009年 合計71冊

    合計323冊
無料ブログはココログ

« 八朔の雪:みをつくし料理帖 | トップページ | 三千世界の鴉を殺し(15) »

2010.02.24

花散らしの雨:みをつくし料理帖

花散らしの雨 みをつくし料理帖  高田 郁 2009 時代小説文庫

シリーズ2冊目。
新たに構えなおしたつる家で、澪が再び料理の腕をふるう。
今度は武家屋敷にも近く、客層も少し変わった。新しい登場人物も増えてくる。
そして、恋の予感。

江戸の地図に自信がないので、手帳についている東京の地下鉄の路線図を開いてみた。
この本には、冒頭に簡単な地図がついているけれど、現在のものと重ね合わせてみたくなったのだ。
江戸時代の移動手段といえばもちろん徒歩で、現在とは距離の感覚が異なっているからだ。
今回の私の東京行きは品川が目当てだったのだけれども、両国あたりに足を伸ばしておけば面白かったのに。
少し、残念になる。

春は芽、夏は葉、秋は実、冬は根。
マクロビオティックに身の回りのものを食そうとすれば、自然にそうなる。
庭の青菜も、今の時季が一番美味しい。美味しくて手軽だ。夏になる前に丈ばかりが伸びて花を咲かせ、味は落ちてしまうもの。
私にとって料理は休みの日にする贅沢であるが、食いしん坊には楽しい小説である。
澪が相変わらず艱難辛苦にあいながら、季節を料るすることが、読んでいても楽しく美味しい。
雪ノ下のてんぷらが出てきたが、有川浩『植物図鑑』でも見た味だ。あちこちで見かけるとなると、どうにも味わってみたくなる。
ちなみに、私の料理が贅沢なのではない。私が料理に時間を費やすことが贅沢なのだ。

ほっこりと心が暖かくなるような人情もののであるが、時に身を切るように切ない。
年頃の娘さんが、誰にも頼らず、誰も好きにならず、仕事だけをしていろというのはむごい。
「どの子も皆、幸せになってほしいもんだよ」と、おりょうに倣ってつぶやきたくなる。
泣き虫の澪が泣かずにいられるようになる日は、まだ少し遠いようだ。

« 八朔の雪:みをつくし料理帖 | トップページ | 三千世界の鴉を殺し(15) »

# 江戸周辺」カテゴリの記事

## 今は昔:武士の世」カテゴリの記事

小説(日本)」カテゴリの記事

コメント

澪の頑張る姿についウルウルっとなってしまう作品ですね~。ついつい応援しちゃいます。・・・料理もですが、今後は恋の方もになりそう(笑)
「雪ノ下の天ぷら」実は私も気になって・・・。食べてみたいですね~!

雪ノ下の天婦羅、食べてみたいですねー♪
いろんな人が美味しいと紹介していると、やっぱり食べてみたくなります。
まずは、植えるところから?笑

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/183237/33512354

この記事へのトラックバック一覧です: 花散らしの雨:みをつくし料理帖:

» 花散らしの雨 みをつくし料理帖(髙田郁) [Bookworm]
シリーズ2作目。連作短編集。 [続きを読む]

« 八朔の雪:みをつくし料理帖 | トップページ | 三千世界の鴉を殺し(15) »

Here is something you can do.

  • ボランティア・寄付ならプラン・ジャパン
    子どもとともに途上国の地域開発を進める国際NGO

最近のトラックバック