花のあしらい帖
一本からできるお花の飾り方。ポジティブ花言葉つき。
景色の中に自分以外の生物の気配があること。植物でいい。
たったそれだけで、部屋の空気がぐっと和らぐ。
おもてなしのためでもいい。誰かの心を慰めるためでもいい。
何よりそこで息する自分のために、空気が整う。
ほんの一輪か二輪。なにも特別な、高価な花でなくてもいい。
庭先で手折った花や、アレンジメントの中で長生きした花。花屋さんで一目ぼれした花とか。
その花をどのような器にどのように飾れば、貧相にならずにあしらうことができるか。
ガラスのコップに活けるだけのことが、ほんの少しでも見栄えよくできたら。
花を飾るってことは、贅沢でもなんでもない。
花の名前を知っていること。好きな花があること。
原産地、その仲間や生態、花のついていないときの姿など、たとえ詳しいことは知らなくてもいい。花言葉だって、気になるかどうかは人それぞれ。
身の回りのことに少し視界が開けていること。それが心の豊かさの指針の一つじゃないだろうか。
生活に彩を添えるための小さな工夫は、気軽にやってみようと思える。
写真集としてもなかなか綺麗。次は何をあしらってみようかな。
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