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2009.06.11

さくらん

買ったきっかけ:
映画を見損ねたなぁと思っていたら、原作を借りることができました。

感想:
遊女のまことというのは難しい。
体ばかり求められても、心が嘆くし。
体ひとつも求められなければ、それはそれで心が嘆く。
遊女の恋の難しさは、そのまま、女性にとっての恋の難しさにほかならない。
三界に家のない女の身であれば、大門の内も外も苦界であるのだ。

ほれるのも地獄、ほれられるのも地獄という思いは覚えがあるので、あーあと溜め息が出たきり、なんだか感想が浮かばない。

おすすめポイント:
もう少しはっちゃけている感じかと予想していたら、遊女の描き方としてはオーソドックスなほうだと思う。
が、主人公きよ葉の元気のよさは、好感度が高いだろう。女子同士のどろどろ具合は、教室の中で展開されているとモノと、衣装が違うだけで共感しやすいだろうし。
目新しくはないと思うんだけど、江戸時代ものにはまる入り口の一つとしていいんじゃないかな。

さくらん (イブニングKCDX (1829))

著者:安野 モヨコ

さくらん (イブニングKCDX (1829))

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