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2009.06.12

イスカリオテ(2)

イスカリオテ〈2〉 (電撃文庫)  三田 誠 2009 アスキー・メディアワークス電撃文庫

Woman in red.
赤いドレスの女性に特別な意味を感じるのは、やはりキリスト教圏のような気がする。
それの意味するところは、緋色と紫のまとった女性。ヨハネの黙示録に出てくる。その名はバビロニア。

前作で残された大きな謎の一つが、破璃のもう一つの顔だろう。
二作目になって、その顔の出番が増えた。本来の破璃以上にインパクトがあり、美味しいところを握っている。
妖艶なる表情にそぐわず、なかなか愉快な言動でイザヤを翻弄してくれる。今後の物語の鍵となることは間違いないだろう。

しかし、個人的にはヒロインの座はノウェムにあげたい。健気で可愛い。
私はあなたの剣、あなたの盾になりたい。その祈りが愛しくて、よしよししたくなった。
その生真面目なまっすぐさが、イザヤを動かしていく。保身のために不信感や猜疑心が必要だったイザヤも、ノウェムには疑いを挟むことができない。
ノウェムが人形だから、ではなく、ノウェムだから。
凄惨な場面であっても、イザヤとノウェムの心の動きにはほのぼのと和む。

もう一人、注目の登場人物はダビデの断罪衣をまとう聖人ラーフラ。異端審問官という立場から物語に絡んでくる。
その名前にふさわしく、獣の障害となるか、それとも、イザヤにとっての障害になるのか。
しかし、その名前通りに、トイレで寝たりしないよね?(@聖☆おにいさん)と心配になってしまった。
ノウェムのありようが一番好きなので、ラーフラが邪魔にならないといいなぁ。

ラノベではあるが分厚く、結構、読み応えがある。次はどんな聖人が出るかも楽しみだったりする。
読んでから時間が経ったので、感想をだいぶ忘れちゃった。
そうそう、後書きで一番盛り上がった。
菊池秀行ーっ。エイリアン・シリーズですか! いやはや懐かしい。こういう読書中の本や映画を後書きに書き添えるところが、菊池さんへのオマージュになっている。にやり。

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