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2009.06.23

妖怪アパートの幽雅な日常(9)

妖怪アパートの幽雅な日常(9) (YA! ENTERTAINMENT)  香月日輪 2008 講談社

高校生最後の文化祭。そこまで時間が飛ぶのか。
ラス前だとわかっているからこそ、二学期も半ばを過ぎていることに妙に動揺した。
ああ、もうすぐ終わるんだ。
物語の終わりを惜しむ気持ちが、主人公が高校生活を惜しむ気持ちにシンクロする。

最後だと思えば思うほど、イベントに思い入れが強くなる。そんな学生も多いと思う。
だけど、その前に水を差すような出来事が起きる。
学校裏サイト。
現実に、そういったサイトでの情報で傷ついた子を知っているので、田代の受け止め方を参考にしてほしいと願う。

そうなのだ。そういうことなのだ。
悪口は、褒め言葉。僻みや妬み、恨みや憎しみは、憧れや羨み、ないものねだりの裏返し。
どうでもいいなら反応しない。反応してしまうのは、どうでもよくないからだ。どうでもよくないから、わざわざ絡んで、相手を傷つけようとする。
相手を同じ嫌な気持ちに落とし込もうとしてしまう。こんな気持ちになっていることに気づいて、わかって。そういう拙い自己主張だ。

このシリーズには何度か描かれているが、不幸でいるのは楽なことだ。
幸せになるためには努力がいる。しかし、不幸であるためには努力はいらない。
ただ、嘆いていればいい。

けれども、この巻のテーマは「裏」。
恵まれているように見える人、できるように見える人、羨まれて当然のように思われる人にも、それぞれの裏に押し隠したものがある。
その人なりの苦労、その人なりの努力、その人なりの悲哀や苦悩といったものが、外から見えないからといってないわけではない。
見たいものしか見ていない、愚かさを知れ。

というわけで、長谷が裏側の顔を夕士に見せたり、千晶の交友関係やこれまでの人生が少しずつ明らかになってきたりする。
後半に入って、毎巻、千晶の見どころがあるような気がするなぁ。文字の世界だから、勝手に想像しているわけだけど。
そして、クリスマスの夜。非常に気になる終わり方なんですけどー。

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