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2009.05.31

不倫のリーガル・レッスン

不倫のリーガル・レッスン (新潮新書)  日野いつみ 2003 新潮新書

この本、どこにやったっけ?
出版当初の頃に読んだきりであるが、その頃に作った資料を読み直してみた。
そうだそうだ。胎児認知という制度を知ったのも、この本がきっかけだった。

不倫と、不倫にまつわる離婚や出産といった問題について、弁護士が書いた本。
弁護士が不倫に絡む仕事をするとなると、もっぱら離婚に際したカップル+αということになろうか。
配偶者が不倫をしている人の場合、既婚者と不倫をしている人の場合、浮気をしている最中の既婚者の場合、それぞれが法律的に関わる、あるいは「法を犯す」と考えられる場合を具体的に解説する。
それら諸々の面倒くさいリスクをきちんとマネジメントして、それでも不倫をするか。それとも、リスクの大きさを心得て、不倫を控えるか。それは各人の責任おいてなされることである。

旧刑法では、婚姻している女性が、夫以外の男性と性的な関係をもったとき、夫からの告訴によってのみ、姦通罪で裁かれた。
戦後に、婚姻している男性に適応して男女平等とするのではなく、姦通罪そのものが廃止される。これをもって、「不倫」そのものは法律違反とは言い難くなったことになる。
しかし、依然として、不倫は「道に外れた」行為であるという倫理観を持っている人は多いと思われるし、現に不倫中の人であってもなにがしかの罪悪感を感じている人もいるであろう。そのやましさが恋愛の味付けになるという人もいるのかもしれないが。

先ほど読み終えた太宰治『人間失格』は姦通罪が現存していた時代が舞台であるが、主人公は妻の貞淑を気にしつつも、気にせず有夫の女性とも関係を結ぶ。
赤松啓介などを読むと、もっと大胆で、ええ加減である。もしかしたら、現代よりもよっぽど融通無碍な感覚じゃないの?と驚いてしまう。
だからこそ、法律で縛らないと男性がいたってことかもしれないし、一夫一婦制という思想の儚さであるのかもしれないし、難しいもんである。
リカツという言葉が登場してきたように、こういった本を参考書にして、抜け目なく自分にお得な離婚をすべく、わざわざ離婚を準備している人を想像すると、ちょっと怖いような気もした。
読み直したほうがいいかもしれないと思うが、さて、どこに置いたかなぁ。

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