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2008.07.23

ぼくのなつやすみ美術館

ぼくのなつやすみ美術館  綾部 和・草薙 2003 光村推古書院

表紙の色に引かれて、なんとなく手に取った。
本棚の書架の中で、ひときわ目を引く鮮やかな空色。
中を一目見てひきこまれ、即座に購入した。

ゲームの存在は知っていたが、やったことはない。
これは、「ぼくのなつやすみ」「ぼくのなつやすみ2 海の冒険編」という二つのゲームの背景画を集めた画集だ。
ぽつぽつとはさまれた子どもたちの会話もいい。

以来、夏になると眺めたくなる、お気に入りの一冊だ。
夏休みも近づく時期になると取り出して、夏の間は手近なところに置いている。
この本は、開いただけで夏休みに、それも小学生の頃の、子どもの頃の夏休みの世界に引き戻されるような感じがする。

せみの声や波の音、蒸した空気やじりじりと音がするような暑さを思い出す。
アスファルトの焼ける臭い、揺れる景色、逃げ水を追いかけて歩く。
熱気をはらむ風、日向と対照的に暗い室内、風鈴がちりんと鳴って我に返る。
せせらぎの冷たい水、草いきれ、汗が噴き出しては肌の上をすべり、地面に落ちる。
ラムネの喉越し、甘く空気を洗うスイカの匂い、氷菓を食べ過ぎてこめかみを押さえる。
蚊取り線香から一筋上る煙、花火のはぜる音、流星の雨が夜空に降る。

夏が、過ぎる。

長いはずなのに、最後は少し切ない気分になる、そんな夏休み。
もう失われた景色が色鮮やかに蘇るような郷愁を感じた。
(2005.2.11)

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