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2008.06.29

フェロモン

フェロモン  神田 茜 2007 ポプラ社

こんなこと、男性が書いていたらきっと怒る。
でも、女性だから……。
穏やかに共感できる、三十路も半ばの女性達を描く短編集。
主人公達は、世代特有の生きにくさを持っている。青年期から中年期に移り行く中、人生の見直しを迫られる頃合だ。岐路で迷子のような心細い気持ちになることもある。
短編は、それぞれが独立したものかと思っていたら、最後に意外な繋がりがあって驚いた。
そうくるか! 巧みな展開だ。

最初の一編にジュード・ロウが出てきた。
何故に?と思っていると、映画『スターリングラード』のワンシーンが出てくる。
主人公が、その映画を観ていない人物に、あるラブシーンを説明する。
私もこの映画を観ていないが、このシーンは知っている。文章で読んだ。
有川浩が「野性時代vol.55:特集 30代女子のための『エロ』」で描いていたシーンだ。
目が丸くなった。そんなに女性をひきつけるセクシーなシーンなのか。
俄然、この映画が観たくなった。

心が浮き立ち、沸き立ち、踊り立つ。そんな状態を引き起こすもの。
それをフェロモンと呼んでもいいし、萌えと呼んでもいいだろうが、前者のほうが年齢にふさわしい品がある。

そう。恋は必要なのだ。
誰かを愛でるときめきが。
直接、触れ合うかどうかは関係ない。

好きな人を思う。
恋しくて、愛しくて、でも、届かぬ淡い思いを思う。
それで私が若返るなら、それだけでも恋をした甲斐があったことにしておこう。

 ***

助けを求められない女は、食器を並べる。甘えられない女は、チリひとつないほど家を磨き上げる。(中略)寂しい女は家のまわりを色とりどりの花で飾る。(p.152)

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