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2008.03.25

人生の教科書:人間関係

人生の教科書〈人間関係〉 (ちくま文庫 (ふ29-6))  藤原和博 2007 ちくま文庫

2003年、東京で民間人初の公立中学校長となった人。
その人が、校長になる前年に書いた本に、加筆文庫化したものだ。
その人は、今春で和田中学校を去ると、TVが報道している日に読んだ。
私の頭の中で、著者とプロフィールが繋がっていなかったので、ちょうどよいタイミングに驚いた。

人間関係で悩む人が、持ちそうな疑問。
それにシンプルに答える形の、短いエッセイを集めた形だ。
一つ一つが短いから、素早く読めて、すんなり頭に入る。
穏やかな口語体で、わかりやすく語られている。
考え方だけではなく、振舞い方もあげて説明してあるので、単なる精神論よりも親切だ。
実践的であり、具体的であること。つまり、役立つってこと。

第3章までは企業の中で、特に営業など、人と会うことが多いけれども、今ひとつ人脈を活かしきれないような人をイメージしながら書かれたようだ。
第4章以降は、教育現場を取り巻く人間関係も想定しながら描かれている。「公」の再構築を視野に入れて、地域の持つ力を賦活させる勧めだ。
だが、そういう場面を離れて、学生であろうと社会人であろうと、人間関係を築いたり、保つことに自信がない人には参考になると思う。

大人であれば自分を助けるのは自分が頼りになるかもしれないが、子どもにまで自助努力で片付けるわけにはいかないと思う。
子どもを子どもとして留保させてあげるためにも、子どもの問題は大人の問題として考えなくてはならない。
「『公』意識の再生は、即『国家主義』に結びつくわけではない」(p.183)と言い切る著者は、バランス感覚がよく、筋がぶれずに通っている印象を持った。

豊かな人間関係という、見えない財産を増やす勧め。
臨時のナナメの関係の提供が、私の仕事ってところか。

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