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2008.02.03

舞妓調教

舞妓調教 (幻冬舎アウトロー文庫 O 87-1)  若月 凛 2007 幻冬舎アウトロー文庫

エロを扱ってはいるものの、なんだか異色な官能小説。
タイトルや表紙から受けるイメージとは、少し違う読感だ。
これを単に官能小説扱いしたらいけないだろう。と、思ったぐらいの重厚さにびっくり。
取材の後を感じる。作者は普通に歴史小説を書ける筆力を持つ人ではなかろうか。

時代の空気の描き方が上手い。
昭和18年、京都の祇園から物語は始まる。舞妓佳寿が主人公だ。
衿を変えずに嫁入りしようとしていた娘は、やくざの親分に見込まれる。
理不尽な性行為。妾奉公という軟禁にも等しい状況へ。

前半の展開は確かにタイトル通りかもしれないが、戦時下の祇園の描写は具体的だ。
後半にストックホルム症候群を見出すと、物語としては興醒めだ。
緊縛やら刺青やら一通りいろんな描写が出てくるが、そこは読者の好き好きであるとして。
個人的には痛そうな場面は苦手なので、ちょっとすっ飛ばしたりもした。
普通にしているのが一番いとしい。そんな主人公の心情を丹念に描いているところは、女性向け。

結末の数ページを読んでみても、わざわざ官能小説にしなくてもよいのに、と思った。
とはいえ、その部分がないと迫力も劣ってしまうのかな。
『鬼龍院花子の生涯』の系譜に置いてみたい気がした。

ネットの海をさまよって、レビューを見つけて気になった。
いつもの本屋さんでは買いづらく、これはネットで購入。やっぱり、ちょっとね。(^^;;
もともとのタイトルは『狂恋』だそうだ。それも少し違うかなあ。

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