現代社会心理学の発展Ⅰ
三隅二不二・木下冨雄(編) 1982 ナカニシヤ出版
国内の実験社会心理学の論文集。
そういえばPM理論のことは、提唱者の文章で読んだことはなかったと思って、見つけたついでに借りてみた。
社会心理学の基礎的な知識を必要とするが、心理学実験の計画や報告の仕方の参考になる。
四半世紀が経ち、ここに紹介されている研究は、最先端の成果であるとは言えない。
が、だからこそ却って、Heiderの帰属理論やRawlsの公正理論、三隅のPM理論など、教科書に当然のように出てくる情報が生き生きとして語られている様子が興味深かった。
でもねー。
図書館の本に線を引くのはやめましょう。やめてください。
公共のものは大事にしましょう。と言いたくなるぐらい、私の目当ての論文のところにだけ、アンダーラインが引かれていた。
鉛筆なので、消しゴムをかけてから返そうか。古びた紙を破くことにならなければいいのだけど。
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