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2007.08.13

SHIMAVARA(1・2)

藤田貴美 1999, 2000 ソニー・マガジンズ

Eli, Eli, lema  sabachthani.
主よ、主よ、なんぞ我を見棄て給うや?

十字架に架けられたイエスの最後の言葉である。

神は試す。
人を試す。
信仰を試す。
そこに、救いはあるやなしや?

人は祈る。
神に祈る。
奇跡を祈る。
そこに、赦しはあるやなしや?

奇跡は神の御業である。
異性の装いをする異装は、性を超え、人であることを超える記号である。
人であれば奇跡は起こしえず、奇跡を起こすならば人としてありえぬ。
大切なものを救いたいという願いは、人の心によるもの。
その愛のために人であらねばならぬなら、人として生きて人として死ぬほかない。
疑ったときから、その信仰は信仰でなくなるのだ。

人間味のある天草四郎時貞の造詣、幼く可愛らしい恋人達、のどかで桜の美しい風景。
神の加護をただただ信じて身を差し出す農民達。二つ心を持つ武士達。
酸鼻な島原の乱を背景に、苛烈な信仰を美化せずに描いた傑作。

購入時には「四郎様」には一言「ならぬ」と言ってもらいたいと思ったものだが、年月を経ても尚、読み返すたびに胸を打たれる作品。
入手困難とは、本当にもったいない。

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