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2007.08.04

ルバイヤート

オマル・ハイヤーム 小川亮作(訳) 1979 岩波文庫

高校生の頃に読んだ。酒に興味はありつつも、飲酒の経験などない頃。
楽しいお酒も、憂さ晴らしの酒も、つきあいの酒も、艶かしい酒も、おきよめの酒も、深酒して気分が悪くなったこともない頃に読んだ。
だから、酒に託されたことの、何ほどのことがわかったかといえば、わかったふりばかりで、わからぬことばかりだったように思う。

それでも、とても印象深く、忘れられぬ一冊となっている。
エスニックで、エキゾティックで、エキセントリックな、美しい言葉。いくつかのイラストと共に、ファンタジックな世界に酔える。
刹那的に酒と恋の楽しみを謳いながらも、皮肉げなのは、楽しみが奪い去られ踏みにじられる苦しみを承知しているからだ。
ひたすら酔っ払いだけれども、ただ苦しみから目をそむけるのではなく、苦しみを見据えながら楽しみを掬い上げるような、大人の態度を感じた気がする。

イスラム教では飲酒は禁忌である。
よく考えれば、飲酒の習慣があったり、飲みすぎて困った行動を取る人がいたから、禁止されたんだろうなあ。
ペルシャのガラスの杯に、赤い葡萄酒を注いで、月下に酔おうか。
今にして読んでみれば、以前とはまた違う、こもごもの思いが去来することだろう。

オマル・ハイヤームは11世紀セルジューク朝ペルシャの詩人にして科学者。
セルジューク朝はイスラム王朝であり、内部の権力争いや第一次十字軍による攻撃、さらにアフガンからの侵攻など、安穏とした平和とは無縁であった。
まさしく、ノア・ゴードン『千年医師物語:ペルシアの彼方へ』の時代である。

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