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2007.08.15

西の魔女が死んだ

西の魔女が死んだ (新潮文庫) 梨木香歩 2001 新潮文庫

学校に行けない。
行きたいけれど行けない、というわけではない。
行かなくちゃいけないのはわかっているけれど行けない。
行きたくないのだから、行けるわけがない。
だって、そこはもう怖くて嫌な場所。

私が最初に読んだ梨木作品。
不登校の子ども達や、その保護者が、口々に教えてくれた本だった。
タイトルを聞く機会が多く、話題についていこうと、本屋さんで立ち読みしてみた。
立ち読みは流儀に反するが、本を置くことができなくなった。
ラストのところで、泣いた。思わず、涙が出た。
完敗、という感じ。

このまま置いて帰るわけにはいかない。そのままレジに直行した。
改めて、家で最初から読んだ。誰もいないから安心して泣いた。
二度目だから泣かないかな?と思ったのに、最後の最後は涙なしには読めなかった。

とても敏感な心を持っている人に、素敵なヒントを与えてくれると思う。
ここに出てくるのは誰にでも遣えるようになる魔法だ。
苦しみや悲しみ、怒りや嘆きに駆られ、自分一人の世界にひきこもったとき、もう一度、勇気や自信、希望や愛情を取り戻す魔法だ。
正しい魔女修行の参考書として必読。
(2005.2.19)

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小説(日本)」カテゴリの記事

コメント

香桑さん、こんばんは。
TB&コメント(貴重な情報)ありがとうございました!
梨木さんの優しく美しい文章で描かれる、非常に印象的な作品でしたね。
魔女修行の心得は、全ての人に必要なことだと思います。
「ありきたりのはずのことが、なおざりにされている」
この物語は、そのことへの警鐘でもあるのではないでしょうか。
そういう意味では、ちょと心が痛む作品でもありますね。

水無月・Rさん、こんばんは。
この本が梨木さんの初読みでした。もっと早くに読めばよかったと思った本でもありました。
ありきたりのことをなおざりにしている。自分もまた、そうやってなおざりにしていることがあるんですよね。
梨木さんの文庫は、名だたる心理臨床家や精神科医らが解説を書いているのも、実は結構、楽しみだったりします。

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» 西の魔女が死んだ 梨木香歩 ["やぎっちょ"のベストブックde幸せ読書!!]
西の魔女が死んだ ■やぎっちょ書評 いや。好きだわ。この本。 これまでに読んだ「村田エフェンディ滞土録」「家守綺譚」と雰囲気、書き方がすごく違う気がします。同じところは草木の豊富さかな。鳥の鳴き方がおもしろかった。既成概念を壊されてね。 この文庫が出た....... [続きを読む]

» 『西の魔女が死んだ』/梨木香歩 ○ [蒼のほとりで書に溺れ。]
魔女になるためのトレーニングとは、精神力を鍛えるもの。早寝早起き、シッカリご飯を食べること。運動をし、規則正しい生活をすること。 小学生長男の代わりに『怪談レストラン』シリーズを探すため、図書館の児童書コーナーへ行きましたところ、『西の魔女が死んだ』を見つけ ました。... [続きを読む]

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