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2007.07.21

ミミズクと夜の王

ミミズクと夜の王 (電撃文庫 こ 10-1)  紅玉いづき 2007 電撃文庫

一気読み奨励。
私も白状します。泣きました。
仕事中に鼻をかんでいたのは、そういう理由です。

有川浩さんが解説を書いたということで知り、読む本に不自由しそうなときについでに買った。
帯には、有川浩とならび深沢美潮もコメントを寄せている。
本編を読む前に、解説を読んだぐらい、読む気は乏しかった。
私が最後のほうから目を通すのは、読む気をかきたてなくちゃいけないぐらい、読む気が乏しいときだ。
読み終えてから、作者の方に失礼しましたとお詫びしなければいけない気持ちになった。

たとえ、ベタでも、ベタベタでも、いい。
先が読めるとか、言っちゃいけない。この王道を突き進むところがいい。
女の子は、力強く、幸せと好きな男を掴み取らなくちゃ。

主人公のミミズクは、安逸に養育されることなく生き延びてきた。
傷だらけの赤ん坊のような心を持つ少女が、フクロウと出会い、成長し、恋する娘へと変化していく。
成熟は遠い。だが、不幸で無力な子ども時代から抜け出るチャンスはきっとある。

完璧な保護者はいないし、完全な家庭などない。学校も安全ではないかもしれないし、地域の包容力も期待することが難しくなったといわれる。
虐待は毎日のように報道される。自傷行為も残念ながら少なくなく、よく見かける事象となった。
過去の痛みの記憶に、体と心が引き裂かされそうになることがある。だから、今の痛みが必要になる。
この世から消えたくなるような闇を抱える心性にとり、この物語は受け皿になる可能性を持つ。
たとえ陽光の下を歩くことがつらいときであっても、月光がかすかな希望を灯してくれるだろう。

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小説(日本)」カテゴリの記事

コメント

こんばんわ。TBさせていただきました。
私も泣きました。
ボロボロと涙を流しながら読んだ本って初めてでした。
ステキな作品です。
綺麗で純粋であったかくて。
ずっと手元においておきたい作品です。

苗坊さん、こんにちは。
本を読んで泣ける感受性を持っている苗坊さんが素敵だなあ、と思いました。
とりわけこの本は、心に傷つきやすい柔らかさをいっぱい持っている若いときに、読んでもらいたい本です。

香桑さん、こんばんは(^^)。
私も、泣きました~!
有川さん解説、っていうのに全然気づかないまま読んだんですが、ホントやられました。
そう、女の子は自力で掴みとらなくちゃですね♪
優しい強さ、って素晴らしい、と泣きながら思いました。

水無月・Rさん、こんばんは☆
泣いちゃいますよね。
瑞々しさを感じる作品でした。

その後も、紅玉さんは気になる作品を出し続けていますね。
また読んでみようかな。

遅ればせながら読みました~^^;
泣きました~~号泣でした;;;すっごい王道なんだけど、それがどーーんと胸に響きましたよーぅ。
続編が出てるようなので、早く読まなくちゃと思ってます!…が、いつ読めるやら^^;

やっぱりTBは送れないみたいなので、コメントにリンク貼っときます。時間のある時にでも送ってくだされ。

すずなちゃん、TBはちゃんと届いていました。お気づかいさせてしまいました。
続編があるんだーっ。よし、探すぞ。

この作品はデビュー作ならではの、不器用な力強さに満ちていた気がするので、この純粋さが保たれているといいなぁ。
やっぱりがんばる女の子が幸せになる話が好きです。
それにしても、みんな泣いちゃうんだね。ほっとした。笑

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