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2007.06.22

(雑誌)バンドネオンを弾く女

中山可穂 2007 野性時代 Vol.44

めあての小説を探して雑誌をぱらぱらとめくっている時に、ふっと作者の名前が目の前に飛び込んできた。
中山可穂。
予想外のことに嬉しく驚く。最近、『白い薔薇の淵まで』を話題にしたばかりだ。

一人の男を挟んだ、妻と愛人が手を握り合う。
渚は、まるで鈴子にこそ恋をしてきたように、見とれる。
鈴子は、まるで男が見るような目で渚を見て、戸惑う。

しかし、そこには性愛の気配はない。夫婦の間にも、男と愛人の間にも、そして女性同士の間にも。
妻という役割や母という役割を削り落として、女であることまで振り落として、日常から遠く離れたところ。
それぞれの歴史を背負う、ひけめのない一人の個として、ゆるやかに連なる。
恋人同士ではない。しかし、友達同士とも異なる。不思議な連帯感が心地よい。

その人は、母であり、姉であり、妹であり、娘であり、妻であり、妾であり、女であり。
白い薔薇の淵を越えて、中年期に入った心性を感じる。
女であることを捨て去らずとも縛られなくなる。
そういう境地もあるのかもしれない。そんな希望。
この人の最近の作品をもっと読んでみたいと思った。

ヴェトナムの暑さを思い出した。もう一度、行きたいものだ。
……肝炎にならないものなら……orz

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