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2007.04.29

櫻の園

吉田秋生 JETS COMICS

そこは、満開の桜を冠にいただく、夫を持たない王女たちの国。
好きで好きでたまらなくて、ままならなくて、切なくて。
恋や性の最初の体験を自らの肉に刻みつつ、我が身が女であることを思い知らされる頃。恋が思うだけのものから、生身に切迫するようになる頃。
女らしいことを要求される私。女らしくあれない私。

私に触れずに過ぎた男たちが優しかったと思いを馳せるなど、ものの見方に随分と驚かされた。
どれだけ優しいか。同じ作者の『吉祥天女』と併せて読めば、痛々しいほど感じることができるだろう。

時世の違いができてしまったが、世俗から切り離されたかのような女子校の、どこか浮世離れしたことを許される空気を味わうと、作品の古びることない魅力を感じる。
手持ちは文庫化される以前のものであるが、読み返しては手放せず、今に至る。
10代が遠くなっても、胸に深く響くものがある。

女子校を舞台とする作品の中でも傑作であり、女性の高校生のころを描いた傑作でもある。

 ***

三浦しをん『秘密の花園』に、穂村弘が寄せた解説で、これを紹介していた。すこぶる懐かしい。

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