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2007.02.22

物理学と神

物理学と神  池内了 2002 集英社新書

哲学や宗教学は好きだし、SFも好きだけれども、物理学は大の苦手。
にもかかわらず、苦痛にならずに、興味を持って、最後まで読むことができた良書だった。

物理学の専門家には物足りないかもしれないし、哲学や宗教学の専門家にとっても物足りないかもしれない。
が、科学史も宗教史もお互いに独立してあるものではない。極めて当たり前なことではあるけれど、学校の授業ではあまり関連付けて習わない気もする。
両方に慣れ親しんでいるわけでない私には、こういう入門書は手軽でよい。高校生ぐらいの物理と歴史の知識があれば、充分に読みこなせるだろう。

無知と知の境界線の向こう側は、物理学(科学)では語りえず、宗教の次元が立ち現れる。
神仏を対照させることで、物理学をとっつきやすく、わかりやすく、解説することに成功しただけではない。
著者は人間を超越している存在を引き合いに出すことで、物理学者のみならず科学者が、無知の領域、未知の領域があることを忘れないよう、謙虚な姿勢を保つことを謳っている。そこに深く共感した。

フラクタルや複雑系など、難しげな専門用語をそれなりに理解できたような気がするし、物理学の姿勢や目的がなんとなくわかった気がする。
これで、少しは私も21世紀の常識に近づけただろうか……。
(2005.9.3)

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