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2007.02.13

図書館の神様

図書館の神様 瀬尾まいこ 2003 マガジンハウス

本を読む楽しみ。
何かを知る、その快楽。
何かを考える、その愉悦。
本を開くだけで、時間を超えて、空間を越えて、さまざまな人になり、人と交わる。
世界を味わい、感情を揺らされ、問題に晒され、思考に挑み、また自分自身へと還っていく。

同じ本について、人と話し合うのも、たまらなく素晴らしい体験だ。
だからこそ、趣味の合う読書友達は貴重である。
自分なりの考えや思いをつづり、文章を仕立てていく作業もまた、かけがえがない。

図書室の本を制覇せんとばかりに片っ端から読み漁っていた子どもの頃の自分と、若い者を見る目で子どもを見る今の自分と、両方がこの本の中で出会っているようなくすぐったい感じがした。

直前に読んだ「リーラ」に続いて、自殺した人への負い目と赦しの主題が出てきて、偶然に少し驚いた。
いかに許し、赦されるか。これは、今の私の課題なのかもしれない。その時が来た、という。
最後に出てくる三通の手紙の、その三通目に、涙が出た。

私が悲しいとき、寂しいとき、困ったとき、彼の一言や抱擁がほしかった。それだけで元気が充電できるのに、できない。彼が他の人といるとき、私は一人で。不倫をしているわけでもないのに。独りで。
きちんと心の中でお別れしよう。とても大好きだ。けど、もういいや。あなたはあなたで幸せでいてくれ。それでいい。
あなたの人生に、私が不在であることを、悲しむのは、そろそろ終わりにしよう。

それに、私にも「自分以外の世界に触れる方法」(p.160)がある。だから、仕事はとても愛しい。私は今の仕事が大好きだ。
そんな風に、私の心を回復に向けて後押ししてくれた本になった。
(多分、私のことだから、しばらくすると、またうじうじするはず……笑)

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コメント

あ、あれぇ?
私ってばトラバらせて貰ってないようで^^;;;
今頃気付くお間抜けさ。あとで送るんでどうぞ宜しく。

なんというかね。
読書の楽しみを再認識させて、ちょっと頑張ろうって気分にさせてくれた本だったね。

主人公が浅見さんとは別れてしまっても、生徒達から小さな愛情をたくさん受け取るシーン、そこもいいなあ、と思ったんです。
私もいっぱい皆さんから大なり小なり愛情をもらっていて、支えられたり、励まされたりしているから。

この本と図書館で出合った人には、図書館の神様のなせる業と思ってもいいと思う。

香桑さん、こんばんは(^^)。
垣内君&弟の拓実が良かったです。
清をやさしく見守って、許容してくれる感じが。
「本を読むこと」がどんなにいろんなものを与えてくれるか、垣内君の主張大会の言葉で、再確認出来たような気まします。
図書館の神様、物語の神様に感謝、です♪

水無月・Rさん、こんばんは☆
2年前にはこんなことを書いていたんですねー。と、冷汗が出るような私の記事にコメントありがとうございます。
たぶん、TBを受け取り損ねている様子ですので、もう一度送っていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

本を読めることって、ほんと幸せですね♪
読んで楽しいだけじゃなくて、こうして人と繋がることができるのが嬉しいです。

水無月・Rさん、ありがとうございます。
無事にTB、届きました。お手数をおかけしましたが、水無月・RさんからTBが届くとやっぱり嬉しいです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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