2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

著者名索引

香桑の近況

  • 2017.1.4
    2016年 合計50冊
    2015年 合計32冊
    2014年 合計26冊
    2013年 合計32冊
    2012年 合計54冊
    2011年 合計63冊
    2010年 合計59冊
    2009年 合計71冊

    合計323冊
無料ブログはココログ

« 17レボリューション | トップページ | (雑誌)図書館内乱後夜祭:昇任試験、来たる »

2006.11.26

(雑誌)有能な彼女

有川浩 2006 野生時代 vol.29

憎まれ口と、拗ねているだけと、見分けてくれる人は、よく観てくれている人なんだと思う。
怒ることを許してくれる人は、受け留めてくれる人は、本当に優しい。

『海の底』の後日談の短編。読者に夏木と冬原を英雄視させないところが、本編での作者のバランス感覚だと思ったが、短編では彼女の有能っぷりに気兼ねしておたつく夏木が素敵すぎ。
不満がないからこそためらっちゃうあなたが素敵。いじましいところが可愛くて仕方がない。微笑ましくってたまらない。

言葉の一つ一つに噛み付きたくなる、望の気持ちもわかる。
些細な言葉の行き違いだったとしても、納得できるまで徹夜だろうとなんだろうと、とことん話し合いたい気持ちはわかる。
嫌なことは嫌だった、傷ついたと言わせてくれて、最後まで話に付き合ってくれる夏木は優しい。
本気で喧嘩ができる相手は、確かにポイントが高い。
自然に漏れ出るようなプロポーズも、らしくっていい。

ささやかな独占欲ぐらい許しますってば。私が許しても仕方がないか。
離れていると不安なものだと私も思うから。距離は、しばしば私の敵にだったから、切実に共感する。
逆の立場からすると、夏木なら浮気なんて小器用なことをしそうにないと、安心して待てそうな気もする。

望ちゃんの成長よりも、翔の変化のほうが、びみょーにショック?
あの事件の後のこんな日々、というところが、心なごむ短編恋愛小説。
番外編もそのうちまとめて一冊にしてもらいたい。是非とも。

« 17レボリューション | トップページ | (雑誌)図書館内乱後夜祭:昇任試験、来たる »

小説(日本)」カテゴリの記事

コメント

あ、わかる(笑)<翔
えー!そんなこと言っちゃうのぉ~?って感じ。
いたいけなかわいい子供のままでいて欲しかったってのは我侭ですか^^;

番外編を1冊にまとめて欲しいなーってのは切に希望。
夏木&望ちゃんの新婚ドタバタあたりとか
冬原さんの子煩悩ぶりあたりをプラスして・・・とか(笑)

堂上と夏木と比べてみると、どちらも有事の逸材なんだけれども、堂上は有事にいて、夏木は平時にいるところが、引け目の具合の違いなのかなあ、なんて、考えていました。
貸してくれてありがとう!! 次の方に送る準備に入ります♪

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/183237/4324384

この記事へのトラックバック一覧です: (雑誌)有能な彼女:

» 有能な彼女(有川浩) [Bookworm]
野生時代Vol.29に掲載された短編。 「海の底」続編?番外編?夏木さんと望ちゃんのその後のお話。夏木さんがいよいよプロポーズ?ということで、事件は何も起こらず恋愛話だけです。SF要素は全くありません。... [続きを読む]

» 有川浩 『有能な彼女』を読む [怪鳥の【ちょ〜『鈍速』飛行日誌】]
『有能な彼女』有川浩/著[野性時代4月号(Vol.29)掲載:角川書店刊]雑誌掲載時まで追いかけている数少ない作家さんの一人が有川浩さん。相互リンクさせていただいている『有川浩、応援結晶』さんの有川さん本人の日記で、新作短編が「野性時代」に掲載されたことを知...... [続きを読む]

« 17レボリューション | トップページ | (雑誌)図書館内乱後夜祭:昇任試験、来たる »

Here is something you can do.

  • ボランティア・寄付ならプラン・ジャパン
    子どもとともに途上国の地域開発を進める国際NGO

最近のトラックバック