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香桑の近況

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2020.03.29

コンビニたそがれ堂:花時計

村山早紀 2020 ポプラ文庫ピュアフル   時が巻き戻せたら。   そんな願い事が共通した3つの物語が収められている。 詮ないとわかっていても祈るように願うのは、それぞれが取り返しのつかない事態を孕んでいるからだ。 取り返しがつかないとなれば、生死が関わってくる。 死という不在をどのように受け止め、自分の内側に納めていくのか、作者の手探りが感じられる。 なにしろ、1つめの「柳の下で逢いましょう」...

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2020.03.11

つけびの村:噂が5人を殺したのか?

高橋ユキ 2019 晶文社 この事件のことは記憶にあった。2013年7月、山口県の山村で起きた殺人事件。職場の昼休みに、1938年の津山事件と比較したことを憶えている。だから、noteに書かれたルポルタージュを読んだとき、あの事件のことか!とすぐに思い出すことができた。と同時に、部分的に読んだ文章に胸が痛くなる思いがしたのだ。被害妄想や幻聴ではなく、噂は実際にあった、という事実に。 Twitter...

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2020.02.28

おひなさまの平安生活えほん

堀川理万子 2020 あすなろ書房 物語の形を借りて、ひなまつりの食事から歴史、色々なひな人形を紹介するところから始まる。そこから平安時代の生活の紹介していく学習絵本。寝殿造りに着物の種類や各部分の名称、食事や娯楽、季節の行事など。これだけ可愛らしく彩りも綺麗な絵で紹介されているのだ。情報量は多く、古典を読むときの副読本にしてもいい。 子ども用なの?とちょっと驚いた。思えば、小さな子どもがこれは...

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2020.02.27

イタリア「地パスタ」完全レシピ

小池教之(料理)・池田愛美(文) 2019 世界文化社 その土地その土地の風土と歴史。どんな食材があって、どんな食材が好まれて、どのように料されるか。その土地ならではの味というものがあって、イタリアのなかにもいろんな味がある。「その土地に生まれ、受け継がれて、郷土の料理として存在している」数多くの「地パスタ」。その土地ならでは、その地方特有のパスタ。単なるレシピ本よりも、もう少し文化史や民...

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2020.01.27

イマジン?

有川ひろ 2020 幻冬舎 久しぶりの有川作品。単行本を1日1章ずつぐらいのつもりで、ゆっくりと読んだ。少し前なら徹夜してでも一気読みしていたかもしれないが、今回はゆっくりゆっくり。それは、私の体力や集中力がいまいちというだけではなくて、急いで読むのがもったいなかったのだ。というのも、これは、長年のファンにはたまらない作品だと思ったから。 主人公は、良井良助。別府出身。子どもの頃に観た映画『ゴジ...

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2020.01.24

かなりや荘浪漫2 星めざす翼

村山早紀 2020 PHP文芸文庫 今年になって、初めて出勤した日。がんの再々発がわかってから仕事を休んできたが、抗がん剤治療にも慣れてきて、職場復帰したいことを話し合い、短時間だけであるが久しぶりに出勤した日。その日の帰り道、職場近くの行きつけの本屋さんに行った。ちょうど、この本が手に入った。私の再出発の記念品であり、自分への御褒美として、手に入れることができた。 表紙を開いたところで、本のカバ...

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2020.01.20

残り者

朝井まかて 2019 双葉文庫 まさか、こんなに手こずるとは。 大政奉還し、徳川が江戸城を明け渡す。その時、大奥にとどまった5人の女性がいたという。かねてからお気に入りの朝井まかてさんの、なんとも面白そうな題材な一冊を見つけた。その時はまだ単行本で、迷ううちに文庫化されたので、手に入れた。そこまではよかった。 5人の女性たちは、それぞれ役職が違う。働いてきた部署、仕事内容、地位、経歴はそれぞれで...

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2020.01.19

痴漢外来:性犯罪と闘う科学

原田隆之 2019 ちくま新書 痴漢や覗きといった性犯罪加害や、その他の性的な問題行動を「やめたいけど、やめられない」依存症の中に位置づけて、著者は治療を提供する。依存症そのものが、まだまだ一般的に的確に理解されているとはいいがたい。偏見や誤解が根強い疾患のひとつである。あらゆる嗜癖行動の中で性的依存症だけは被害者が存在する。この著者の指摘は、なるほどであるが、どきりとした。だからこそ、加害者に治...

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2019.12.24

呪いの言葉の解きかた

上西充子 2019 晶文社 「呪いの言葉」は、相手の思考の枠組みを縛り、相手を心理的な葛藤の中に押し込め、問題のある状況に閉じ込めておくために、悪意を持って発せられる言葉だ。(p.16) 著者は、労働、ジェンダー、政治といった社会のなかに、その呪いの言葉を見出していく。同時に、呪いを解きほぐす言葉を見出していく。呪いを解きほぐす言葉は、大きくわけて、二種類ある。誰かが自分に届けてくれた「灯火の言葉...

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2019.11.25

カフェかもめ亭:猫たちのいる時間

村山早紀 2014 ポプラ文庫ピュアフル しばらく積んでおいた本だ。だって、村山早紀さんと猫の組み合わせは泣く。絶対に泣く。自信をもって泣くはずだ。そう思って、なかなか手を出せずにいた本だ。手術後、思いのほか、精神的にもダメージがあり、優しい物語を読みたいと思って、手持ちの村山作品の中で未読だった本書を手に取った。 風早の街にあるカフェかもめ亭。そこに訪れる不思議な雰囲気のお客さんが、猫にまつわる...

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