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香桑の近況

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2018.10.13

性の多様性ってなんだろう? 

渡辺大補 2018 平凡社 中学生ぐらいの人に向けて書かれた本だ。 筆者が若い人と語り合うような構成になっている。 とても読みやすく、若い人が性について戸惑い、悩むときに、支えになるような一冊である。 性は、身体の性別やDNAのタイプ、性自認、性役割、性志向など、多次元の概念から構成されている。 丁寧に考えていくと、人というものは人それぞれであることにたどりつく。 多様性であることを肯定していく語...

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2018.09.27

滅びの園

恒川 光太郎 2018 KADOKAWA(幽BOCKS) 仕事に疲れた大人向けの童話のようなスタートだった。 そこはとても不思議な世界で、どこかのどかなファンタジーのようだった。 主人公の鈴上誠一と共に、その世界を理解しようとするうちに、物語に引き込まれた。 ページをめくる手を止めると、物語に置いて行かれそうになる。 この物語がどう進むのか、まったくわからないと思ううちに、読書がはかどった。 いく...

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2018.09.11

花だより:みをつくし料理帖 特別巻

髙田 郁 2018 ハルキ文庫 あの、みをつくり料理帖の後日談。 江戸のつる家のその後。 種市をはじめとして、今は包丁を預かる政さんとお臼さんの夫婦、よい娘にそだったふきちゃん、看板娘のりうに、おりょう達家族など、懐かしい顔ぶれが入れ替わり立ち代わり登場する。 まるでここからもう一回、つる家の物語が始まるのではないかと錯覚するほどだ。 種市がどれほど、澪を慈しんできたことか。今とは違って通信も交通...

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2018.09.05

永善堂病院:もの忘れ外来

佐野香織 2018年9月5日刊行 ポプラ社 誰しも忘れたくないことがある。 忘れられないことではない。忘れたくないことだ。 主人公の佐倉奈美は、キャリアを断念して実家を離れ、祖父母の住む地方都市の物忘れ外来で働き始める。 様々な老いや死の物語が、若い女性の成長と回復の物語に転じていく。 ぴんぴんころりも、ねんねんころりも、どちらも、悲しいものである。 逝かねばならないものの押しつぶされそうな不安。...

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2018.08.31

心花堂手習ごよみ

三國青葉 2018 ハルキ文庫 続きを! 続きを早く!! 読み終えた瞬間に身もだえた。 これは、この後の展開が気になってしょうがない。 江戸は日本橋、商家や武家の女の子だけを集めた手習い所が舞台。 師匠になりたての主人公・初瀬の悪戦苦闘の幕開けだ。 旗本家で祐筆をしていた真面目でうぶな女性で、甘いものを美味しそうに食べる。 私自身も塾講師などをしたことがあるから、初瀬の悪戦苦闘にはあーあるあるとう...

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2018.08.03

おともだち たべちゃった

ハイディ・マッキノン 2018 潮出版社 恐ろしい外見なのに、うじうじとしているモンスター。 彼はお友達を食べてしまい、ひとりぼっちになったモンスターだ。 そして、新しいお友達になってくれるひとを探している。 とてもシンプルな物語であるからこそ、いくつもの解釈が成り立つ。 読み聞かせる大人が解釈を付け加えると途端につまらなくなりそうだ。 もやもやとした余韻が、考えさせられるところが、すごくいいと思...

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2018.08.01

「私が笑ったら、死にますから」と、水品さんは言ったんだ。

隙名こと 2018 ポプラ文庫 高校生の目立たないけど普通な男の子が主人公だ。 教室の隣の席は、無表情で無口で、なかなか登校しない美少女だ。 高校生というのは、まだ世界をあまり知らない。 本人は知っているつもりでいても、10代ならでは、学生ならではの限界がある。 その無垢な状態は、冒険者になるのにふさわしい条件なんだと思う。 彼らの出会いから始まる物語は爽やかで、読み手を少し裏切るだろう。 笑顔の...

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2018.07.26

笑う猫には、福来る:猫の手屋繁盛記

かたやま和華 2018 集英社文庫 3つの短編集、どれもそれぞれに魅力がある。 宗太郎の婚約者である琴姫ががんばる「琴の手、貸します」。 宗太郎が拾った子猫田楽ががんばる「田楽の目、貸します」。 そして、猫先生がいつものように弱りながらがんばる「あすなろ」。 前作『されど、化け猫は踊る』を何度も何度も読み直すたびに涙した。 ぐったりするほど、心が揺れ動かされる名作だった。 その分、猫太郎…もとい、...

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2018.07.18

星をつなぐ手:桜風堂ものがたり

村山早紀 2018 PHP研究所 世界を見守る優しい精霊が紡いだような物語だ。 老いと死を見つめる人だけが持つ、どこか現世を遠くから見つめるような気配。 精霊は時々、猫の形をしているのだと思う。 主人公の一整は、働きなれた職場を離れざるを得なくなった後、桜風堂書店という小さな田舎町の古い書店に出会い、その書店と共に息を吹き返した。 そんな「桜風堂ものがたり」の幸せなその後を描く。 私は『桜風堂もの...

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2018.06.23

魔導の黎明

佐藤さくら 2018 創元推理文庫 真理の織り手。 このシリーズの名前がようやくわかった。 シリーズ4冊目にして最終巻。1巻と並べて表紙を見比べると、一層、感慨深い。 レオンは40代、ゼクスは30代になった。 相変わらず、仲が良くて。 相変わらず、じっとはしていられない二人だ。 物語はラバルタとエルミーヌの二つの国を行きかう。 ラバルタではますます、悲惨な状況になっている。 魔導士を弾圧するように...

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«ばけもの好む中将7:花鎮めの舞

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