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香桑の近況

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2020.11.21

願いの桜:千蔵呪物目録2

佐藤さくら 2020 創元推理文庫 呪いと祈りは表裏一体。物に託された気持ちが強すぎる時、周りにも影響を与えるような呪物になる。その呪物を集めていた家が襲撃され、呪物が散逸してしまった。 前作とは違う町の中学校で、いつもと違う変わったことが起きている。中学校は、複数の小学校から進学してくることが多く、出身校によって体験や雰囲気が異なることもあって、途端に居心地の悪さを感じる子たちがいる。生真面目な...

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2020.11.20

約束の猫

村山早紀 2020 立東舎 5000年の時をかけて、この膝の上に来たと思えば、どっしりとした丸い温もりがますます愛しくなる。猫にまつわる美しい物語が四つ。その物語それぞれにあわせたページのデザインが、これまた美しい。こういうページの上下を縁取るように飾られていると、とても特別な本に触れている気がしてくる。表情豊かな少女たちのイラストも、愛らしい猫たちも、げみさんならではの豊かな色彩で目を楽しませて...

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2020.11.19

トラネコボンボンのお料理絵本:旅するレストラン

中西なちお 2020年11月27日刊行 白泉社 トラネコボンボン!と見かけてすぐにNetGalleyさんにリクエスト。以前、「世界一周猫の旅」という本と出合って、すっかりファンになってしまった中西さんの描く世界とボンボンの新しい本だ。独特の線画と、装飾的なコラージュのような画面。水彩のような色合いの柔らかさ。絵のことはよくわからないのだけども、この人の描く絵は部屋に飾りたくなる。 この本はトラネコ...

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2020.10.29

ほんとうのリーダーのみつけかた

梨木香歩 2020 岩波書店 梨木香歩さんの本は、久しぶりに手に取った気がする。Twitterで書影を何度か見かけたが、あの梨木さん?と意外に思ったタイトルだ。まるでビジネス書かなにかのようなタイトルであるが、ひらがなとカタカナだけで記されており、年齢の低い人を対象にしていることを示す。表紙は優しい色合いと図柄で意味深長な絵が描かれていて、どことなく絵本のような風合いをかもしている。 小ぶりで薄い...

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2020.10.20

上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!

上野千鶴子・田房永子 2019 大和書房 経験を表現する言葉のメニューはできるだけ多いほうがいい。(中略)あらかじめ言葉を知らないことは表現できない。(中略)感情って言語化されないと経験にならないのよ。(p.147) 教育や読書がもたらすものであり、カウンセリングでしていることをすぱーんと気持ちよく表現してもらった。そういう一文に出会った本だ。 フェミニズムという言葉に対して、世代によって、反応が...

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2020.10.04

うき世櫛

中島 要 2020 双葉文庫 女であることは、しんどいなぁ。なんでこんなにしんどいんだろう。しんどい物語ではないのに、今の自分はずっしりと重たいものを胸に抱えている。 表紙とタイトル、「女髪結いは女の味方!」という帯に惹かれて、書店に平積みされた本を手に取った。それからしばらく積んでいたのだけど、この週末、ようやく読むことができた。主人公の結は、武家に生まれたものの、早くに母親に死に別れ、父親にも...

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2020.08.19

捨て猫のプリンアラモード:下町洋食バー高野

麻宮ゆり子 2020 角川春樹事務所 #NetGalleyJP さんで拝読。 1962年の浅草を舞台とする小説。終戦から17年。戦争孤児たちは働く大人になり、集団就職で地方から子どもたちが工場に送り込まれる。街並みが大きく変わっていく東京の、孤島のように下町が取り残されたような場所。洋服も手作りのお嬢さんがいたり、戦争から帰ってきた人たちがその話をできずにいる。その時代の空気を味わう。 主人公の郷...

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2020.08.07

流浪の月

凪良ゆう 2019 東京創元社 最初の20ページほどで、喉元がきゅっと閉まるような、胸がぐっとふさぐような、そんな気分を味わった。目をそらしたくなるような、いやいや、焦ってページをめくってはいけない。先が気になりながら、それでも、飛ばさずに読むために、一気に物語に引き込まれていった。 この物語がこの終わり方でよかったと思う。主人公たちが死ななくてよかった。物語に出てくる映画のように。この主人公たち...

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2020.08.03

満月珈琲店の星詠み

望月麻衣・桜田千尋 2020 文春文庫 Twitterで見たそのイラストがとても魅力的で、すぐにそのアカウント、桜田千尋さん(@ChihiroSAKURADA)さんをフォローした。疲れた人の前にあらわれるトレーラーカフェ。店長のふっくらとした猫の穏やかな表情と、美しい空。夜明けになると閉店し、いずこともなく消えていく、そんなお店。そのコンセプトだけで、十分に物語を感じることができる。やがて、次々...

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2020.07.15

男の子でもできること:みんなの未来と願い

国際NGOプラン・インターナショナル(文) 金原瑞人(訳) 2020 西村書店 タイトルからして素晴らしい本。数々の写真に透けて見える、表情豊かな子どもたちの写真。そこに添えられた文章がいい。金原瑞人さんの訳がいいからすうっと入ってきて、考えさせられる。最後に、上野千鶴子さんの解説が全体をまとめあげる。 男の子「でも」できること。「だから」ではなく、「しか」ではない。女の子「だけ」ではなく、男の子...

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