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香桑の近況

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2017.08.18

わたしのげぼく

上野そら 2017 アルファポリス 猫と別れた記憶のある人、猫と長い時間を過ごしてきた人には、たまらない一冊だ。 私の友人知人たちで猫好きな人たちを、巻き込みたくなる涙腺破壊力だ。 猫じゃなくてもいい。犬でもいい。うさぎでもいい。鳥でもいい。 人ではない家族とかつて一緒に住んでいたことのある人たちに贈りたい。 主人公は表紙の偉そうな猫さん。ハチワレのオス猫さん。 飼い主家族の少年を「げぼく」と呼び...

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おじいちゃんとパン

たな 2017 パイインターナショナル 祖父と孫の微笑ましいやりとりに、ほっこり。 おじいちゃん特製の美味しそうなトースト、にっこり 途中、ぎょっとして、びっくり。 ささやかで穏やかで優しい気持ちになれるおいしそうな絵本。 Twitterで好評だったので購入してみたが、あたりだったと思う。 ここの出版社、印刷が綺麗なので、そこもじっくり見てもらいたいポイント。

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2017.08.16

いじめのある世界に生きる君たちへ:いじめられっ子だった精神科医の贈る言葉

中井久夫 2016 中央公論新社 いじめには「立場の入れ替え」がない。 いじめの進行過程は、「孤立化」「無力化」「透明化」の三段階がある。 わかりやすい説明は精神科医の中井久夫さん、絵はいわさきちひろさん。 絵本のような外見で、心理や教育の専門家でなくとも読みやすく、わかりやすい一冊となっている。 小学校高学年でも読めるようにと配慮されているとのこと。 解説というと、上から目線のようだが、著者自身...

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2017.07.22

桶川ストーカー殺人事件:遺言

清水 潔 2004 新潮文庫 ストーカー。 その言葉が人口に膾炙し、その被害の深刻さが知られるようになったのは、この事件が契機だったと思う。 この本を読むことで、面白おかしく描かれがちだったつきまとい被害が、どれだけ被害者と被害者の家族を苦しめるものであったか、わかる。 警察が怠慢をしたときにどんなことになってしまうかがわかる。マスコミが不誠実な報道をすると、被害者は二重三重の被害をさらに受けるこ...

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2017.07.10

2017年6月の読書

三木 卓 2014 私の方丈記 河出書房新社新書 田中圭一 2017 うつヌケ:うつトンネルを抜けた人たち 角川書店 八巻 秀(監修) 2015 アドラー心理学:人生を変える思考スイッチの切り替え方 ナツメ社 乾 吉佑(編) 2013 心理療法の見立てと介入をつなぐ工夫 金剛出版 塩田武士 2016 罪の声 講談社 雪村花菜 2017 紅霞後宮物語 第六幕 富士見L文庫 瀬川貴次 2017 ばけも...

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2017.06.21

紅霞後宮物語 第六幕

雪村花菜 2017 富士見L文庫 最後の一行がいい。 それに尽きる。 感想がそれしか出ないぐらい、いい。読んでよかった。 いまいちすっきりしなかった前巻の意味も、あとがきを読めば納得。 ここから戦争に出陣していくわけであるが、ここまで話が続くとは思わなかった。読めるとは思わなかった。 物語の中には時間の流れがちゃんと存在しており、登場人物たちの成長や老化が感じられる。 この先、だれが生き残るのか。...

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罪の声

塩田武士 2016 講談社 ぶあつい。このずっしりとした重みが、読み終えた時に、違う重みになる。 なんという物語なのか。 グリコ・森永事件に題材を取った小説である。 私にとっては名前とキツネ目の男のイラストの印象のほか、概要については記憶もおぼろだ。 そんな事件だったのかと初めて知ることもあり、どこからどこまでがフィクションになるのか、私には境目が朧だった。 事件の真相を追ううちに、その先にあるも...

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2017.06.05

私の方丈記

三木 卓 2014 河出書房新社新書 国語の教科書で触れた時から、方丈記は私にとって特別なものである。 ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。 この世界観は私に馴染み、今も私の根底の一角を成している。 だからと言って、全文を読んだ記憶が希薄で、本屋さんでこの本を見かけた時には自然に手が伸びた。 三木さんの現代語訳は、あとがきで著者が企図したと書いてある通りに、読みやすい。 ただただ内容...

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2017.05.20

異世界居酒屋「のぶ」三杯目

蝉川夏哉 2017 宝島社文庫 ジャンルわけするなら、食テロ小説。 読むにつけても、あれがおいしそう、これがおいしそうと、食欲を刺激されて仕方がない。 しかも、どれもが居酒屋メニュー……のはずだが、こんなに充実した居酒屋なんて滅多にない。 お稲荷様の加護を受けて、なぜか異世界で商うことになった居酒屋「のぶ」も、早くも三冊目。 今日も様々なお客さんが暖簾をくぐり、舌鼓を打つ。 そのお客さんが、だんだ...

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2017.05.13

はるかな空の東

村山早紀 2017 ポプラ文庫 今よりも幼かった頃、ここではないどこか、自分ではない自分に憧れを持ったことがある。 本当はどこか違う場所に、居場所があるのではないか。 自分でも知らない何か特別なものを、自分は持っているのではないか。 そんな憧れを持ち、空想の翼を広げることを、この物語は間違いなく助けてくれる。 豊かな想像は、子どもの心を自由で柔軟で、活き活きとした精神に育ててくれるのだと思う。 子...

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«恋歌

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