2012年5月
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著者名索引

香桑の近況

  • 2012.5.1
    気付いたら5月です。今年の1/3が終わってしまっているとは恐ろしすぎます。動揺しています。
    藤の花も桐の花も咲く季節。白い花から青い花へと移ると、春から初夏を迎えた気分になります。
    相変わらずやる気が出ないまま、好きなはずの作家さんの小説も積み重ねたまま。それでも、一番つらい期間は過ぎてしまった気がします。惰性でも毎日を積み重ねていれば、傷は癒えてしまうものなのです。
    ああ。ほんとに。
    最近は神話関係に改めてはまっています。古事記の読み直しを図る。そこからイメージを広げる。もともとシンパシーを感じていたのは石長姫ですが、イザナミに惹かれてなりません。好きで好きで好きでたまらないから、いざなわれて理を曲げようとしたのに、「やっぱ無理」って断られてもねぇ。そりゃ怒るわな。怒るけど、許しちゃうんだよ。好きだから。
    4月の読書5冊。2012年の合計29冊。
  • 2012.4.1
    年度が変わりました。例年より遅いと言いながら、桜の花が咲き始めました。五分咲きぐらいのほうがつぼみの紅が映えて好みです。ツバメの声も聞こえてきます。
    この春は、ここで過ごすはずじゃなかったのに……などと、去年からの憂鬱を引きずっていますが、それでも毎日は過ぎていってしまうのが切なくなります。
    やる気が出ないというのもあるし、案の定の繁忙期であるため、読書のペースがダダ落ちです。持ち歩いていても、開かないまま日々が過ぎていく~。がうるるる。
    今は明るくて、能天気な、笑い飛ばせるような本が読みたいな。そんな気分になってきました。
    3月の読書6冊。2012年の合計24冊。
  • 2012.1.1
    2011年 合計63冊
    2010年 合計59冊
    2009年 合計71冊
    2008年 合計122冊
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2012.05.22

暗い夜、星を数えて:3.11被災鉄道からの脱出

彩瀬まる 2012 新潮社 本当に、人の数だけ、あの震災の時に目にしたものは違うのだ。(p.114) あの日、その場にいた人の数だけ体験があり思考があり記憶ある。 しかし、それを言葉に記すことができる人は少ない。 偶然にもその場を旅行していた若い女性の小説家によるルポルタージュだ。 3月11日に常磐線で移動中に被災し、からがら高台に逃げる。 その夜の記憶の生々しさ。続く、数日。 埼玉に一旦は戻って...

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2012.05.21

日本神話の女神たち

林 道義 2004 文春文庫 うーん。 うなってしまった。 どうしよう。 自分自身のパートナーシップの問題を考えるとき、「見るなの禁止令」はひどく現実味を帯びてくる。 ここ最近、鎌田東二『超訳 古事記』に出会ったことをきっかけに、神話関係を続けて読んだり、読み直してみた。 私が「見るなの禁止令」を学んだ北山修さんは精神分析の立場であるが、本書の著者はユング派。 両者による神話の取り扱いの違いは、か...

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2012.05.18

みをつくし献立帖

髙田 郁 2012 時代小説文庫 『みをつくし料理帖』の献立帖。 お澪ちゃんの作る料理を家庭で再現できるように、著者自身も包丁を握りながら作ったという料理の並ぶレシピ本。 料理はどれもほっこりとして美味しそうで、器まで物語そのままにカラーで写真におさまっている。 既出のレシピは紹介されていないが、料理だけは写真で紹介されていることもある。 合間には、内緒話というエッセイ。著者の人となりが感じられる...

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2012.05.15

囲碁心理の謎を解く

林 道義 2003 文春文庫 囲碁に興味を持った時期があった。 マンガの影響である。ゲームを買おうかどうか、かなり悩んだ。たしか3作目だったと思うが、そのエンディングを見るために、1から買う?と考えたら、結局は手を出さなかったため、いまだに囲碁のことはよくわからない。 当時、流行っていた「ヒカルの碁」が出てくると知り、どのように心理学的に解釈されるか興味を持って手に取った。 そういうマンガを扱った...

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2012.05.08

神道の逆襲

菅野覚明 2001 講談社現代新書 この著者の本は、『武士道の逆襲』とこれを続けて読んだ。どちらも読みごたえがある。 印象に強い本であったので、てっきり記事を書いていると思ったら、書いていなかったようだ。 別所を調べてみたが、『武士道の逆襲』のほうは別所でも書いていない。ありゃ。 二冊とも、もう手離しちゃったよ……。 読んでみて、私は神社に行ったことはあったとしても、いかに神道なるものについて寡聞...

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レヴィ=ストロース入門

小田 亮 2000 ちくま新書 冒頭のデリダ批判がしびれる。かっこいいなぁ。 レヴィ=ストロースじゃなくて、小田さんがかっこいいなぁ。 私がレヴィ=ストロースに触れたのは大学のときである。 選択必修の第二外国語でフランス語を選び、二年目には、なぜか、テキストで「悲しき熱帯」を読むという恐ろしい講義を受けた。 翻訳書だって訳わからんのに、フランス語になったら訳がわかるかーっ。 そんな悲鳴を何度もあげ...

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2012.04.21

禅語

石井ゆかり 2011 パイインターナショナル 表紙の白い蓮の花の美しさにうっとりして手に取った。 PIEの本は写真が綺麗で、ついつい欲しくなってしまう。 写真の美しさから入ってもいい。言葉の意味深さから入ってもいい。 どちらからでも味わえる。しかも、少し小ぶりで手に馴染む。 喫茶去や本来無一物、明鏡止水といった、見覚えはあるが意味はいまひとつ自分では説明がつかない言葉。 漢詩や慣用句、あるいは、単...

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超訳 古事記

鎌田東二 2009 ミシマ社 どうして約束を違えるのか。 いざない、いざなわれ。 永久に手を繋いで歩もうと誓ったものを。 のちに裏切るぐらいなら、なぜ、いざなった。 この怒りを、嘆きを、苦しみを、憤りを、悲しみを、憎しみを、恨みを、愛しさを、恋しさを。 ねえ、なぜ、わかってくれない。 詩のように研がれた文章。詞のように声に馴染む文章だ。その秘密は、この本の作られ方にあり、あとがきを読むとわかる。 ...

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2012.04.19

きみはポラリス

三浦しをん 2011 新潮文庫 最近、うちの猫ががんだということがわかった。 部位は違うが二度目のがんだ。 年が年だから、今度は麻酔ができない。手術ができない。 飼い始めて19年。来年は今頃はいるのだろうか、と思いながら過ごしてきた。 いつかその日が来るとわかっていても、近づいてきていることを確かめることは、切ない。 だから、「春太の毎日」を読んでしんみりした。 好きな人が望むなら。 ずっと一緒に...

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2012.04.10

院長の恋

佐藤愛子 2012 文春文庫 失敗。今の気分では楽しめない。 ユーモアをユーモアに感じられず、最初の短編が途中から苦行モードになってしまった。 登場人物の誰にも好感が持てず、そこかしこに悪意のような意地悪いものを感じてしまう。 恋の病というが、他者からどんなに愚かに見えたとしても、当事者にとっては真剣なものであったり、切ないものであったりする。 だから、私は笑えない。 愚かであればあるほど、むしろ...

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«心に性別はあるのか?:性同一性障害のよりよい理解とケアのために

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