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香桑の近況

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2017.04.25

ちゃんちゃら

朝井まかて 2012 講談社文庫 庭師の仕事は空仕事。 なんて素敵な表現だろう。 まかてさん初読みである。 元気のいい庭師一家の物語だった。いなせで、憎めないというよりも、心憎い。 お侍が刀を振り回すわけではない、江戸の職人達の生活を感じるほうの時代劇だ。 庭師の親方である辰蔵の娘のお百合と、辰蔵が拾って職人に育てているちゃら。 この二人を中心に、5つの庭をめぐりながら、物語が進んでいく。 なにし...

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2017.04.24

憲法という希望

木村草太 2016 新潮社新書 国家の三大失敗は、「無謀な戦争」、「人権侵害」、「権力の独裁」である。 このように、著者の説明は、非常に簡潔でわかりやすい。 憲法は、「ごく簡単に言えば、過去に国家がしでかしてきた失敗のリスト」(P.25)である。 その失敗を繰り返さないために、憲法は軍事統制(第2章)、人権保障(第3章)、権力分立(第4-6章)を三つの柱にしている。 指摘されるまでもなく、世界を見...

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2017.04.21

ふんわり穴子天:居酒屋ぜんや

坂井希久子 2017 時代小説文庫 美人の未亡人が商う居酒屋ぜんや。 そのお妙にぞっこんの、武家の次男坊の只次郎。 二人それぞれが主人公を務める短編集だ。 お妙にはお妙の事情があり、物思いがある。 只次郎はには只次郎の事情があり、物思いがある。 そのあたりは面白みを感じるところである。 時代考証など、自分はそれほど詳しくないけれども、少し首をかしげることはある。 たとえるならば、テレビの時代劇を見...

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2017.04.15

ライオンと魔女と衣装ダンス:ナルニア国物語2

C.S.ルイス 土屋京子(訳) 2016 光文社古典新訳文庫 私にとっては世界一の物語だ。 映画は見たが、大人になって初めて読む。 今、この時に読むことで、この物語の背景には戦争があることを、ひしひしと感じた。 遠い昔。 初めてこの本とであった時、それはDQ2をプレイしたあとで、ファンタジーの洗礼を受けた後だった。 寝る間を惜しんで本を読むのは初めてのことだった。 目の前に新しい世界が開ける。飛び...

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2017.04.04

ルリユール

村山早紀 2016 ポプラ文庫 タイトルの呪文のように美しい言葉は、本の修復の技術のことを意味するそうだ。 本の守護者たる魔女は、どんなに古く痛んだ本でも元通りに修復する魔法を使う。 美しい本を作り、人の心を幸せにする魔法の使い手は、本を船にたとえる。 心も技術も、遠い遠い未来まで運ぶ箱舟だ、と。 主人公の瑠璃は、少しばかり複雑な家庭事情を抱えて、少しばかりしっかりしている……いや、しっかりしよう...

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2017.03.30

ソシャゲライター クオリアちゃん:恋とシナリオと報酬を

下村 健 2016 ダッシュエックス文庫 Twitterでフジゲル氏が紹介していたので、タイトルに少し引きつつ、試しに購入。 ラノベと思って読み始めて、あまりにも奇抜なキャラ設定と、小説とは少し違う文法に戸惑い、一旦、挫折。 ずっと据え置いていたことを思い出して、二回目のトライで読み終えることができた。 読み終えての感想は、これは基本的にHow to本だったということ。 ラノベと思うから戸惑うわけ...

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夫のちんぽが入らない

こだま 2017 扶桑社 書店で平積みされた本の書名が、一瞬わからなかった。 注意深く文字を探してみると、SNSで書名をよく見かけるようになった本だとわかった。 立ち読みする度胸はなかったので、そのまま買ってみることにした。これもなにかの御縁。 読み始めると、一気だった。 解決はない。対策はない。 こうすることしかできなかった苦闘の歴史があるだけだ。 こうせざるをえなかった血のにじむ格闘の記録だ。...

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2017.03.16

魔導の福音

佐藤さくら 2017 創元推理文庫 面白かった。このことを最初に書いておこうと思う。 新たな登場人物も多く、さまざまな要素が詰め込まれており、とても一言では語りつくせない面白い物語になっている。 ここに、リンズという薬がある。魔物が棲みついた人に服ませる薬だ。 エルミーヌでは、魔物棲みとわかった人は、速やかに神の許に還していた。つまり、殺していた。 現王が即位してから、魔物棲みの保護救済を謳い、殺...

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2017.03.03

紅霞後宮物語 第五幕

雪村花菜 2017 富士見L文庫 前作で物語がひと段落がついた印象を受けたので、これからどうするのかと思っていたら。 途中で、あれー?どうしたー??と、予想外の方向に行きそうになり、それはそれでありなので微笑ましく読み進めたところ、やっぱり主人公達はぶれなかった。 ネタばれをしないように書こうとすると、どうにも意味のわからぬ文章になる。 小玉の抱える問題は、現代的で現実的だ。 キャリアを積んできて...

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2017.02.28

脳が壊れた

鈴木大介 2016 新潮新書 深刻な話なのに。 深刻な話なんだけど。 くすくす笑ってしまうぐらい、率直な文章が素敵だった。 イラストもユーモラスで、ほのぼのとしている。 笑ってしまってごめんなさいと思うけど、笑えるのは著者の人柄と、なにより生きていらっしゃるから。 41歳で脳梗塞になり、軽度の高次脳機能障害の後遺症を持つことになった体験記。 この人の『最貧困女子』を読み、ほかにはどんな本を書いてい...

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