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香桑の近況

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2018.02.20

あきない世傳 金と銀5 転流篇

髙田 郁 2018 時代小説文庫 ページをめくることが怖くなった。 続きは読みたい。しかし、読むのが怖い。 ホラーを読むにも似た、この恐怖。 中身はホラーとはまったく違うのに。 季節はうつり、主人公幸と智蔵のむつまじい様子に、読み手の頬もゆるむ。 ようやく幸が幸せになろうとしている。 商売も、波乱が起きそうで、それをやすやすと乗り越えていく。 やっと、いろんなことが軌道に乗っていくわくわくする巻だ...

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2018.02.19

紅霞後宮物語 第七幕

雪村花菜 2018 富士見L文庫 早くも7巻。久しぶりの本編に感じる。 いよいよ皇后として出陣した小玉の戦争が語られる。 戦争だけに、ぽろぽろと人が欠けていく。 物語の流れのなかでは、重要な巻になるのかもしれない。 歴史が動いた……ことになるのかな。 カクヨムに掲載されていた中編を読んでいたせいか、登場人物たちに対する自分の気持ちが変わったような気がする。 たとえば、梅花。たとえば、麵屋のおっちゃ...

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2018.01.22

サイコパス解剖学

春日武彦・平山夢明 2017 洋泉社 精神科医として、サイコパスのはっきりとした定義がないことを、春日氏は語る。 定義がないものを、平山氏が、こういうのはどうか、こういうことはどう考えたらいいかと、これでもかーこれでもかーと俎上の上に出してくる。 それってサイコパスかな?違うと思うなぁ。あ、でも、それはありか。と、サイコパスっぽいものを思い浮かべながら、この二人の言うサイコパスというものを捉えるの...

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2017.12.21

先生のお庭番

朝井まかて 2014 徳間文庫 美しい物語だ。 外国の人の目を通すことで、当たり前だった景色の美しさに気づく。 当人同士以外の目を通すことで、引き裂かれた男女の関係も、美しい物語となる。 タイトルだけではどんな物語かぴんとしなかったのであるが、植物が好きな方から貸していただいた。 しぼると先生の薬草園を管理する園丁が主人公である。だから、先生のお庭を番するお庭番。 決して、忍者の物語ではない。 シ...

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2017.12.18

アカネヒメ物語

村山早紀 2017 徳間文庫 幸せにならなきゃ、いけないんだよ……。(p.230) こんな言葉に涙腺が刺激されてしまうのは、自分が我知らず疲れていたり、傷ついているからだろう。 今、読みたかった言葉がここにある。 私の心の滋養として、必要な物語だ。 アカネヒメという神様は、500年間、風早の町の西のあたりを守護してきた。 まだたった500年しか生きていないから、子猫のけがを治すぐらいしかできないん...

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2017.12.14

ヒロインの旅:女性性から読み解〈本当の自分〉と想像的な生き方

M・マードック S・マッケンジー(訳) 2017 フィルムアート社 ユング派の影響が大きく、神話と象徴を用いながら無意識の働きを表現し、女性性の成長発達の階梯を示す。 そのプロセスである「ヒロインの旅は、『女性性からの分離』で始まり『男性性と女性性の統合』で終わる」(p.17) 女性の成長発達段階説ではなく、性別にかかわらず、誰もが心の中に有している男性的なものと女性的なものの折り合いをつけていく...

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2017.12.04

奇跡のリンゴ:「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録

石川拓治 2013 幻冬舎 あー。このリンゴ、食べてみたいなぁ。 そんな気持ちでいっぱいになった。 もともとはNHKが「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組のために取材したことをベースにして書かれた本だ。 頭の中で、あの音楽やあのナレーション、テロップを追加しながら、読んでみたくなる。 なんとなく、番組として報道されているところが思い浮かぶような、景色や物事の描写が丁寧な記録だった。 リンゴ...

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2017.12.01

日本の近代とは何であったか:問題史的考察

三谷太一郎 2017 岩波新書 選挙前に読み終えたかったが、時間がかかってしまった。 政党政治、資本主義、植民地帝国、天皇制の四つの観点から描かれており、明治以降の日本の歩んできた道が有機的に絡み合っている。 それぞれの観点ごとに、順を追って語られるため、慣れない分野であっても理解しやすく、また、わかりやすい説明となっていた。 著者が50年の研究生活の成果として、日本の近代についての総論となるよう...

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2017.11.28

ブレードランナー 2049

先日、『ブレードランナー2049』を見てきました。 一作目の舞台って、2019年……つまり、来年だったのですね。 前作についてはルドガー・ハウアーの脱ぎっぷりの潔さにびっくりした記憶がなく、改めて原作を手に取りたくなったほど、今作はとてもよい映画でした。 刃物を持って走る人。 このタイトルの意味を考えながら、ブレードランナー2049の感想を書いてみたいと思います。 前提として、Buzz Feed ...

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2017.11.16

魔導の矜持

佐藤さくら 2017 創元推理文庫 敗走戦が一番難しいと聞いたことがある。 逃げることもまた戦いである。 シリーズ3冊目となる今作の主人公を誰か一人と決めることが難しい。 デュナンという少女の逃避行から目を離すことができなくなる物語。 魔導士への弾圧が厳しくなるラバルタで、魔導士の見習いであるが落ちこぼれ。 人とは少し違うことを苦にして、自信を持てずにいる女の子だ。 そのデュナンが、妹弟子・弟弟子...

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«されど、化け猫は踊る:猫の手屋繁盛記

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