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香桑の近況

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2018.04.25

となりのイスラム

内藤公典 2016 ミシマ社 世界の三大宗教のひとつ、イスラム教。 普通のイスラム教徒、敬虔なイスラム教徒である人たちとは、どんな人たちであるのか。 どんな風に考えていたり、どんな風に生活しているのか。 彼らの気になることはどんなことで、どんな風に接することが心遣いになるのか。 おどろおどろしいイスラム国の話ではなく、小難しいイスラム教の解説でもない。 わかりやすく、易しい言葉で書かれているので、...

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2018.04.02

春の旅人

村山早紀・げみ 2018 立東舎 この本に桜の花の季節に出会えてよかった。 春の柔らかな日差しや、淡い紅色の花びらが世界を彩る季節にぴったり。 戸外で開いたら、ページの中に同じように美しい景色が広がるはず。 村山早紀さんの3つの短編と、げみさんのイラストのコラボ。 「花ゲリラの夜」と「春の旅人」は文章をイラストが彩る。 「ドロップロップ」はイラストが主役で、文章が脇を固める。 そんな掛け合いを感じ...

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2018.03.06

コンビニたそがれ堂 小鳥の手紙

村山早紀 2018 ポプラ文庫ピュアフル クリスマスの頃に書かれた、冬の空気が春の気配に溶けていくような優しい物語。 雪が、雪柳になる。冬の金属質のにおいが、花のほろこぶ香りになる。 3つの物語、それぞれに胸がきゅうきゅうと締め付けられ、何度も涙がこみ上げ、鼻をすすり、ティッシュペーパーのお世話になった。 これから読む人は、どうぞ、タオルと箱ティシュのご用意を。 コンビニたそがれ堂のアルバイトから...

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2018.02.27

さくさくかるめいら:居酒屋ぜんや4

坂井希久子 2018 時代小説文庫 冬から春へ。 物語のなかの季節の移ろいにあわせて、お料理も変わる。 豆腐百珍もなかなか試す機会がないが、本を読んだ春先にぴったりの献立ばかりは、作ってみたいとメモを取った。 春牛蒡の南蛮漬けに、ふきと厚揚げの煮びたし、菜の花と馬鹿貝のぬた……。 ふきが手に入らなければ白菜か小松菜にかえて、馬鹿貝の代わりに浅蜊にすればよいなどと、自分で作りやすい献立に頭の中で入れ...

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2018.02.20

あきない世傳 金と銀5 転流篇

髙田 郁 2018 時代小説文庫 ページをめくることが怖くなった。 続きは読みたい。しかし、読むのが怖い。 ホラーを読むにも似た、この恐怖。 中身はホラーとはまったく違うのに。 季節はうつり、主人公幸と智蔵のむつまじい様子に、読み手の頬もゆるむ。 ようやく幸が幸せになろうとしている。 商売も、波乱が起きそうで、それをやすやすと乗り越えていく。 やっと、いろんなことが軌道に乗っていくわくわくする巻だ...

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2018.02.19

紅霞後宮物語 第七幕

雪村花菜 2018 富士見L文庫 早くも7巻。久しぶりの本編に感じる。 いよいよ皇后として出陣した小玉の戦争が語られる。 戦争だけに、ぽろぽろと人が欠けていく。 物語の流れのなかでは、重要な巻になるのかもしれない。 歴史が動いた……ことになるのかな。 カクヨムに掲載されていた中編を読んでいたせいか、登場人物たちに対する自分の気持ちが変わったような気がする。 たとえば、梅花。たとえば、麵屋のおっちゃ...

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2018.01.22

サイコパス解剖学

春日武彦・平山夢明 2017 洋泉社 精神科医として、サイコパスのはっきりとした定義がないことを、春日氏は語る。 定義がないものを、平山氏が、こういうのはどうか、こういうことはどう考えたらいいかと、これでもかーこれでもかーと俎上の上に出してくる。 それってサイコパスかな?違うと思うなぁ。あ、でも、それはありか。と、サイコパスっぽいものを思い浮かべながら、この二人の言うサイコパスというものを捉えるの...

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2017.12.21

先生のお庭番

朝井まかて 2014 徳間文庫 美しい物語だ。 外国の人の目を通すことで、当たり前だった景色の美しさに気づく。 当人同士以外の目を通すことで、引き裂かれた男女の関係も、美しい物語となる。 タイトルだけではどんな物語かぴんとしなかったのであるが、植物が好きな方から貸していただいた。 しぼると先生の薬草園を管理する園丁が主人公である。だから、先生のお庭を番するお庭番。 決して、忍者の物語ではない。 シ...

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2017.12.18

アカネヒメ物語

村山早紀 2017 徳間文庫 幸せにならなきゃ、いけないんだよ……。(p.230) こんな言葉に涙腺が刺激されてしまうのは、自分が我知らず疲れていたり、傷ついているからだろう。 今、読みたかった言葉がここにある。 私の心の滋養として、必要な物語だ。 アカネヒメという神様は、500年間、風早の町の西のあたりを守護してきた。 まだたった500年しか生きていないから、子猫のけがを治すぐらいしかできないん...

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2017.12.14

ヒロインの旅:女性性から読み解〈本当の自分〉と想像的な生き方

M・マードック S・マッケンジー(訳) 2017 フィルムアート社 ユング派の影響が大きく、神話と象徴を用いながら無意識の働きを表現し、女性性の成長発達の階梯を示す。 そのプロセスである「ヒロインの旅は、『女性性からの分離』で始まり『男性性と女性性の統合』で終わる」(p.17) 女性の成長発達段階説ではなく、性別にかかわらず、誰もが心の中に有している男性的なものと女性的なものの折り合いをつけていく...

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«奇跡のリンゴ:「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録

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